習近平国家主席とイタリア大統領が会談 「調和的共存する世界」へ協力確認
中国の習近平国家主席とイタリアのセルジオ・マッタレッラ大統領が北京で会談し、文化や貿易・技術協力を軸に関係を深めつつ、「調和的共存」をめざす国際秩序づくりで協力していく姿勢を確認しました。
北京で首脳会談、「調和的共存する世界」を強調
北京で金曜日、習近平国家主席は、招きに応じて国賓として中国を訪れているイタリアのセルジオ・マッタレッラ大統領と会談しました。習主席は、両国が共に「調和的に共存する世界」の構築に向けて努力すべきだと強調しました。
包括的戦略パートナーシップ20周年とマルコ・ポーロ没後700年
習主席は、2025年が中国とイタリアの包括的戦略パートナーシップ締結から20周年にあたると指摘しました。両国はいずれも古い文明を持つ国として、開放性や包摂性の伝統を守り、国際社会が対立ではなく対話と協力によって違いを乗り越えるよう促していく必要があると述べました。
また2025年は、イタリアの旅行家マルコ・ポーロの死去から700年の節目でもあります。習主席はこの機会を捉え、言語教育の支援や若者同士の交流など、文化面でのつながりを一層深めていく重要性を強調しました。
文化・教育・若者交流を軸に
習主席は、両国が文化交流をさらに広げるため、相互の言語教育の推進や、学生・若者の往来を支える取り組みを進めるべきだと呼びかけました。歴史や文化への理解を共有することで、将来世代の間で信頼を育てる狙いがあります。
貿易・技術・環境分野での協力強化
会談では、文化交流にとどまらず、貿易や科学技術、環境といった実務的な分野での協力も議論されました。習主席は、両国が協力を深めることで、持続可能な成長や技術革新にもつながると述べました。
- 貿易分野での協力の拡大
- 科学技術分野での連携
- 環境分野での協力強化
中国・欧州関係でのイタリアの役割
中国と欧州の関係について、習主席は、中国が掲げる発展ビジョンである「中国式現代化」の道を進めるうえで、欧州を重要なパートナーと位置づけていると説明しました。そのうえで、双方が「ウィンウィン」の協力を追求し、意見の違いを適切に管理することで、関係をより成熟し安定したものにしていくべきだと強調しました。
習主席はまた、中国が欧州側とともに地球規模の課題に対応する用意があると述べ、イタリアがこの面で積極的な役割を果たすことへの期待を示しました。
イタリア側のメッセージと一つの中国の原則
マッタレッラ大統領は、これまでの訪中の経験を振り返りつつ、中国との友好を重視するイタリアの姿勢を改めて表明しました。また、一つの中国の原則を支持し、文化や教育の分野での協力をさらに深めていきたい考えを示しました。
合意文書の署名と今後の注目点
会談後、両首脳は文化・教育協力に関する合意文書の署名を見届けました。その後、習主席主催の晩さん会が開かれ、両国の友好と今後の協力の方向性を確認する場となりました。
包括的戦略パートナーシップ20周年とマルコ・ポーロ没後700年という二つの節目の年に行われた今回の会談は、中国とイタリア、さらに中国と欧州全体の関係をどのように方向づけていくのかを考えるうえで、今後も注目されそうです。
Reference(s):
cgtn.com








