インドの大都市で麻雀ブーム 中国本土発ゲームが静かに浸透 video poster
インドの大都市で、中国本土で親しまれてきたテーブルゲーム「麻雀」が静かなブームになりつつあります。クラブの開業が相次ぎ、頭を使うゲームとしてだけでなく、タイルを触る感覚や音を楽しむ新しい趣味として広がっています。
インドの大都市で麻雀クラブが増加
インドでは現在、大都市を中心に麻雀クラブがじわじわと増えています。メンバー制の小さなサークルから、初心者向け講座を用意した店舗型のクラブまで、形態はさまざまです。
参加者は、会社員や学生など、日常的にスマートフォンでゲームをしてきた世代が中心です。オンラインではなく、実際に集まって同じ卓を囲むことで、「デジタルにはない会話と集中の時間」を楽しめることが人気の理由になっています。
麻雀は「運だけではない」戦略ゲーム
インドで麻雀人気が高まっている背景には、「運だけに頼らないゲーム」というイメージがあります。麻雀は、配られた牌に運の要素がある一方で、手牌の組み立て方や捨て牌の読み合いなど、戦略性の高いゲームとして知られています。
新しく麻雀を始めたインドのプレーヤーの多くは、次のような点に魅力を感じていると受け止められています。
- ルールを覚える過程そのものが頭のトレーニングになる
- 運と戦略のバランスがほどよく、初心者でも楽しみやすい
- 4人で卓を囲むため、自然と会話が生まれやすい
タイルの手触りと音も人気の理由
麻雀の特徴の一つが、牌(タイル)を使うことです。インドで新しく麻雀を始めた人の中には、頭脳ゲームとしての面白さだけでなく、タイルを触ったり積み上げたりする感覚そのものを楽しむ人も少なくありません。
卓上で牌をシャッフルするときの重なり合う音、牌を山に積むときのリズム、模様の描かれた牌を眺める視覚的な楽しさなど、「触覚・聴覚・視覚」を同時に刺激してくれる点も、ボードゲームやカードゲームとは違う魅力として受け止められています。
なぜ今、インドで麻雀なのか
最近、インドの都市部ではボードゲームやカードゲームなど、アナログゲームの人気が高まっています。その流れの中で、麻雀は新しい選択肢として注目されています。
背景には、次のような要素が重なっているとみられます。
- 長時間スマートフォンを見続ける生活から一歩離れたいというニーズ
- 仕事帰りや週末に、少人数でじっくり遊べる趣味を求める動き
- 中国本土のカルチャーやアジアの文化への関心の高まり
中国本土発のゲームがつなぐアジアの距離
麻雀はもともと中国本土で発展してきたゲームですが、インドで愛好者が増えることは、アジアの中で日常的な文化交流が広がっていることの一つの表れともいえます。
今後、インド国内の麻雀クラブ同士の交流や、他地域のプレーヤーとの大会などが生まれれば、ゲームを通じた新しいネットワークが広がる可能性もあります。テクノロジーが生活の中心となった今、あえて卓を囲みタイルを並べる「アナログな時間」を共有する動きは、インドでも静かに広がりつつあります。
Reference(s):
cgtn.com








