中国空軍創設75周年を祝うエアショー・チャイナ J-20など36種装備が集結
中国人民解放軍空軍が2024年11月11日に創設75周年を迎え、その節目を記念する各種イベントが行われました。その一環として、広東省珠海市で開かれた第15回エアショー・チャイナに参加し、飛行展示や装備展示などを実施しました。
75周年を祝う一連の記念行事
中国人民解放軍空軍は、この創設75周年に合わせて記念行事を企画しました。空軍報道官のSenior Colonel Xie Peng氏によると、記念行事にはエアショー・チャイナでの飛行展示や装備の地上静態展示、テーマ性のある軍楽演奏などが含まれます。
エアショー・チャイナで披露された戦闘機と装備
エアショー・チャイナでは、中国人民解放軍空軍が多様な装備を投入し、空と地上の両方で存在感を示しました。
- 飛行展示と地上静態展示のために、36種類の装備を派遣
- Bayi Aerobatic TeamとRed Eagle Aerobatic Teamが参加
- J-20戦闘機、J-16戦闘機、YY-20Aなど7機種26機による飛行パフォーマンス
こうした編成は、空軍の装備や運用の一端を観客に示す場となりました。
Red EagleチームのJL-8と緻密な演目構成
Red Eagle Aerobatic Teamは、今回のエアショーに9機のJL-8航空機を投入しました。その内訳は、実際の演技に用いる8機と、予備として待機する1機です。
チームは天候条件の違いに対応するため、20を超えるアクロバット飛行課目を組み合わせた3通りの演目セットを用意しました。晴天時か曇天時かといった状況に応じて、安全性と見応えの両立を目指す構成になっています。
珠海での適応訓練と本番への準備
Red Eagleチームは、本番に先立ち、2024年11月8日に中国南部の広東省珠海市でAirshow China 2024向けの初の適応訓練を行いました。この適応訓練の様子を撮影した写真が公開されています。
適応訓練は、実際の会場上空で本番の環境に慣れ、安全でスムーズな飛行を行うための重要なステップです。観客にとっては数分の飛行でも、その裏側には綿密な準備が積み重ねられています。
国際ニュースとして見る中国空軍75周年
軍の創設記念日は、その国が自らの軍事力や技術力をどのように見せたいのかを読み解く手がかりになります。中国人民解放軍空軍が創設75周年にあわせて、エアショー・チャイナで大規模な飛行展示と装備展示を行ったことは、自国の航空戦力や装備体系を積極的に発信する姿勢の表れだといえます。
近年、世界各地で安全保障環境が変化する中、各国の空軍がどのような機体や運用コンセプトを前面に出すのかは、地域情勢を読み解くうえで重要な情報となります。日本から国際ニュースをフォローする私たちにとっても、こうした記念行事や航空ショーの内容は、単なるショーアップとしてだけでなく、その背後にある戦略やメッセージを考える材料になります。
2025年の今、何を読み取るか
この75周年記念は2024年の出来事ですが、2025年の今、振り返ってみると、中国人民解放軍空軍が装備や飛行チームを体系的に見せようとしている姿勢が浮かび上がります。
華やかなアクロバット飛行や戦闘機の展示は、軍事力だけでなく、技術開発や組織運営を含めた総合的なメッセージでもあります。国際ニュースを読む際には、数字や機種名だけでなく、どのような場で、誰に向けて、どのように見せているのかという視点も、あわせて持っておきたいところです。
Reference(s):
Chinese air force holds activities to celebrate its 75th anniversary
cgtn.com








