中国外務省、カーター元米大統領の死去を哀悼 米中関係への貢献を評価
中国外務省は、米国のジミー・カーター元大統領の死去に深い哀悼の意を表し、米中関係の発展に果たした歴史的な役割を改めて評価しました。
「国交樹立の推進者」への哀悼
2024年末に行われた記者会見で、中国外務省の毛寧報道官は、長年にわたり米中関係の発展に貢献してきたジミー・カーター元米大統領の死去に対し、中国として深い哀悼の意を表すると述べました。
毛報道官は、カーター氏を中国と米国の国交樹立における「推進者」であり、「重要な意思決定者」だったと評価しました。中国側は、カーター氏が米中関係の発展や、両国間の友好的な交流と協力に対して行ってきた重要な貢献を高く称賛しているとしています。
カーター元大統領の略歴と米中関係
カーター氏は、1977年から1981年まで米国第39代大統領を務めました。米カーターセンターによると、同氏は日曜日に100歳で亡くなりました。
カーター政権下の1978年12月、中国と米国は「中華人民共和国とアメリカ合衆国との間の国交樹立に関する共同コミュニケ」を発表しました。その後、1979年1月1日に両国は正式に国交を樹立し、現在に続く米中関係の枠組みが形づくられました。
米中関係を形づくった主な節目
- 1977〜1981年:カーター氏が米国第39代大統領を務める
- 1978年12月:米中両国が国交樹立に関する共同コミュニケを発表
- 1979年1月1日:両国が正式に国交を樹立
- 2024年末の日曜日:カーター氏が100歳で死去(米カーターセンター発表)
なぜいまカーター氏の評価が語られるのか
中国外務省のコメントは、カーター氏を単なる一人の元指導者としてではなく、米中関係の土台づくりに関わった歴史的な人物として位置づけています。とくに、国交樹立の共同コミュニケと1979年の正式な国交樹立は、その後数十年にわたる両国の交流と協力の出発点となりました。
中国側が「長年の友好的な交流と協力」への貢献を強調したことは、米中関係をめぐる議論が続くなかでも、対話と協力の重要性を確認するメッセージと受け止めることができます。
私たちが読み取れるポイント
今回の発表から、次のようなポイントが見えてきます。
- カーター元大統領は、米中の国交樹立において「推進者」「意思決定者」として重要な役割を果たしたと中国側が評価していること
- 中国側は、数十年にわたる米中間の友好的な交流と協力に対するカーター氏の貢献を繰り返し強調していること
- 歴史的な人物の死去をきっかけに、米中関係の原点や長期的な視野に光を当てようとする姿勢が示されていること
米中関係は、国際政治や世界経済に大きな影響を与える二国間関係です。今回の哀悼の表明は、両国が長い時間をかけて築いてきた関係の歴史を振り返る機会にもなっていると言えます。
Reference(s):
Foreign Ministry: China mourns passing of former U.S. President Carter
cgtn.com








