IOCバッハ会長、CMGに新年メッセージ スポーツで世界を良くする協力を強調
IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長が、中国メディアグループ(CMG)に新年のあいさつを送り、2025年のスポーツイベントと「国民の健康」づくりに向けた協力を改めて強調しました。
IOCバッハ会長、CMGに新年のあいさつ
火曜日、IOCのトーマス・バッハ会長は、中国メディアグループ(CMG)とその全職員に向けて、新年のあいさつメッセージを送りました。国際ニュースとしても注目されるこのメッセージでは、メディアとスポーツが協力して社会にどのような力を発揮できるかが語られました。
バッハ会長のメッセージのポイントは次のとおりです。
- CMGと全職員に新年の祝意を伝えた
- CMGの「2025年スポーツイベント資源」の発表を祝福
- 大衆スポーツや国民の健康、科学的な運動を扱う特別番組の開始に期待を表明
- IOCとCMGの「何十年にもわたるパートナーシップ」を高く評価
- 自身の任期終盤に、スポーツの力で世界をより良くしたいとの思いを共有
「何億もの人々を鼓舞」オリンピック放送のパートナーシップ
バッハ会長はメッセージの中で、CMGが長年にわたりIOCの「価値あるパートナー」であり続けてきたと強調しました。CMGは、オリンピック放送を通じて「何億もの中国の人々を鼓舞し、オリンピック放送の業界にベンチマーク(指標)を打ち立ててきた」と評価しています。
IOCにとって、信頼できる放送パートナーはオリンピックの価値や物語を世界に伝える重要な存在です。バッハ会長は、IOCがCMGとの協力を誇りに思っているとしたうえで、今後も新しい協力を進めていきたいと述べました。
2025年スポーツイベントと「科学的な運動」への期待
今回の新年メッセージで、バッハ会長はCMGが発表した「2025年スポーツイベント資源」を祝福しました。同時に、次の三つのテーマに焦点を当てた特別番組のスタートにも期待を寄せています。
- 大衆スポーツイベントの推進
- 国民全体のフィットネス(健康づくり)の促進
- 科学的な運動習慣の普及
ここでいう「科学的な運動」とは、ただ体を動かすだけでなく、年齢や体力に合った運動方法や、ケガを防ぐトレーニングなど、根拠に基づいた運動の仕方を広げていく取り組みだと考えられます。スポーツを「観る」だけでなく、「自分もやってみる」きっかけをつくるメディアの役割が意識されています。
任期終盤のバッハ会長が託す「スポーツの力」
IOC会長としての任期が終わりに近づく中で、バッハ会長はCMGとの「10年にわたる協力と友情」への感謝も表明しました。そのうえで、「スポーツの力は世界をより良い場所にできる」との信念を改めて示しています。
自らの後任となる次期IOC会長についても、CMGが引き続き協力し、スポーツを通じて世界をより良くするという共通の目標に向かって、ともに歩んでほしいとの期待を語りました。
なぜこのニュースが私たちに関係するのか
今回のIOCとCMGのやりとりは、中国国内の話題にとどまらず、国際ニュースとしてもいくつかの示唆を与えています。
- スポーツとメディアが連携することで、単なる競技の映像を超え、健康づくりや社会参加を後押しできること
- トップレベルのオリンピック放送のノウハウが、大衆スポーツや日常の運動習慣にも応用されうること
- スポーツ外交や国際協力が、政治や経済とは違う形で相互理解を深める手段になりうること
日本を含む多くの国・地域で、健康寿命の延伸やスポーツ人口の増加が課題となる中、メディアを通じた「運動するきっかけづくり」は今後ますます重要になっていきそうです。IOCとCMGのパートナーシップは、その一つのモデルケースとして注目しておく価値があるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








