全豪オープン予選で中国のWei Sijiaが最終ラウンド進出 本戦入りへ王手
テニスの全豪オープン女子シングルス予選で、中国のWei Sijia(ウェイ・スージャ)が2回戦にストレート勝ちし、四大大会本戦初出場まであと1勝に迫っています。昨年2024年の最終予選で涙をのんだ21歳が、再びチャンスをつかみました。
ストレート勝利で予選最終ラウンドへ
現地水曜日に行われた女子シングルス予選2回戦で、世界ランキング119位のWeiは、ドイツのTamara Korpatsch(タマラ・コルパッチ)を6-3、6-3のストレートで下しました。試合時間は1時間18分と、危なげない内容でした。
スタッツ(試合データ)でも優位に立ちました。サービスからのポイント獲得率はWeiが63%と、Korpatschの49%を大きく上回り、ウィナー(決定打)の数も20本対10本と倍の数字を記録しました。攻撃的なテニスで主導権を握り続けた形です。
- サービスポイント獲得率:Wei 63%/Korpatsch 49%
- ウィナー数:Wei 20本/Korpatsch 10本
こうした数字は、ランキング上位の選手にとっても十分通用する内容であり、予選突破だけでなく本戦での戦いぶりにも期待を抱かせます。
四大大会本戦まであと1勝 次戦はStojanovic
この勝利により、Weiは木曜日に行われる予選最終ラウンドへ進出しました。対戦相手はセルビア出身で世界ランキング237位のNina Stojanovic(ニナ・ストヤノビッチ)です。
勝てば、Weiにとって四大大会(グランドスラム)の本戦入りはキャリア初。昨年2024年の全豪予選では最終ラウンドまで勝ち上がりながら、本戦まであと一歩で敗れています。2年連続で同じステージに戻ってきたこと自体が成長の証であり、今回こそその「最後の1勝」をつかめるかが注目されます。
全豪オープンをはじめとする四大大会では、ランキング下位の選手にとって予選突破が飛躍のきっかけになることが少なくありません。予選3試合を勝ち抜いた選手が、その勢いのまま本戦でシード選手を破る例もあり、Weiもそのダークホース候補となり得る存在です。
Gao Xinyuはマルティッチに惜敗 リード守りきれず
一方で、同じ中国勢のGao Xinyu(ガオ・シンユー)は、予選2回戦で惜しくも姿を消しました。クロアチアのベテラン、Petra Martic(ペトラ・マルティッチ)に3-6、7-6(5)、6-4で逆転負け。試合時間は2時間38分に及ぶタフマッチでした。
ファイナルセットではGaoが2-0とリードしながら、その後のチャンスを生かしきれませんでした。第16シードとして出場しているMarticがすぐに2-2と追いつき、4-4で再びブレークに成功。そのままサービスゲームをキープして試合を締めくくりました。経験豊富なベテランのしたたかさが終盤で光った形です。
Gaoは今季、団体戦のUnited Cupで中国代表チームをベスト8入りに導いたことなどから、自己最高の世界146位に到達しています。今回の全豪予選では悔しい結果となりましたが、トップレベルの相手との接戦を重ねることが、今後のツアーでの成長につながりそうです。
広がる中国女子テニスの層 予選から見えるもの
今回の全豪オープン予選では、WeiやGaoのように、世界ランキング100位台から200位台の選手たちが存在感を示しています。中国女子テニスは、これまでトップ選手に注目が集まりがちでしたが、その背後にいる若手や中堅の層の厚みも着実に増していることがうかがえます。
予選はテレビ中継やニュースで取り上げられる機会こそ本戦より少ないものの、選手にとってはキャリアを左右しうる舞台です。特に、今回のWeiのように「あと1勝で本戦」という局面では、技術だけでなくメンタルの強さや試合運びの巧さが試されます。
四大大会はスター選手の結果だけでなく、こうした予選での一戦一戦にも物語があります。Weiが悲願の本戦入りを決められるか、そしてGaoがこの経験をどう次のシーズンに生かしていくのか。中国勢の動向を追うことで、テニスというスポーツのダイナミズムがより立体的に見えてきます。
Reference(s):
China's Wei Sijia reaches final round of Australian Open qualifying
cgtn.com








