中国春節を三亜からライブ発信 「2025中国文化観光ガラ」の狙いとは
春節の文化観光を発信する「2025中国文化観光ガラ」
中国の国際ニュースとして、2025年の春節シーズンに合わせたライブ配信企画「2025中国文化観光ガラ(春節篇)」が注目されました。春節休暇(1月28日〜2月4日)に向けて、中国各地の文化や観光資源をオンラインで紹介することを目指した取り組みとして発表されたものです。
CMG・Yangshipin・海南省三亜市が共同で企画
この春節ライブ配信は、中国メディア集団(China Media Group、CMG)の Chinese Global Program Center、中国で最初の国家レベル5G新メディア・プラットフォームとされる「Yangshipin」、そして中国南部の海南省三亜市が共同で立ち上げたプロジェクトとして紹介されました。
発表によると、ライブ配信「2025 China Cultural Tourism Gala(Spring Festival Chapter)」は、水曜日の午後4時から始まる予定とされていました。海南省三亜市からオンラインで配信することで、春節ムードを視聴者に届ける構想が示されています。
- CMGの Chinese Global Program Center
- 国家レベルの5G新メディア・プラットフォーム「Yangshipin」
- 中国南部・海南省三亜市
5Gを活用した新メディア・プラットフォームが前面に立つことで、テレビだけでなくスマートフォンやPCからも視聴しやすい春節コンテンツが意識されていたと言えます。
16の省・自治区・直轄市、20以上の都市からゲストが参加予定
ライブ配信の「スタジオ」には、16の省・自治区・直轄市にまたがる20以上の都市からゲストが集まると案内されていました。ゲストはオンライン上のライブ配信ルームに集まり、視聴者に向けて各地の文化・観光アクティビティを紹介する役割を担うとされています。
告知によれば、春節休暇(1月28日〜2月4日)に合わせて、次のような内容が想定されていました。
- 地域ごとの春節行事や祭りの紹介
- 人気観光地や新しい観光ルートの紹介
- 地元グルメや伝統芸能など、文化と観光を組み合わせた企画
一つのオンライン会場から全国各地を「つなぐ」ことで、視聴者は旅をするように各地の春節の雰囲気を味わえる構成が意図されていたとみられます。
50以上の都市から100を超えるメディアが同時ライブ配信
今回の中国文化観光ガラを特徴づけるのが、同時多発的なライブ配信の広がりです。Yangshipinに加えて、50以上の都市に拠点を置く100を超えるニュースメディア・プラットフォームが、それぞれ自らのチャンネルでライブ配信に参加すると説明されています。
同じ春節イベントが複数のメディアから並行して配信されることで、視聴者は自分の興味や利用するサービスに合わせて視聴先を選べる形が想定されます。中国国内のメディア連携が、文化・観光コンテンツを軸に展開されている一例といえます。
デジタル時代の「春節×観光」戦略として
こうした春節ライブ配信の構想からは、デジタル時代の文化・観光発信のいくつかのポイントが見えてきます。
- 春節という大型連休に合わせて、観光地や地域の魅力を集中的に伝える
- オンライン配信を活用し、現地を訪れなくても文化に触れられる機会をつくる
- メディアと地方都市が連携し、広域的なプロモーションを行う
特に、5G新メディア・プラットフォームを軸にした取り組みは、動画視聴を日常的に行う世代に対して、文化や観光をどう届けるかを探る試みとして位置づけることができます。
日本の読者が読み取れること
日本の読者にとっても、この春節ライブ配信の構想は、地域の文化や観光資源をどうオンラインで見せていくかを考えるヒントになります。
- 一つのイベントに多くの都市や機関が参加する「ネットワーク型」の発信
- 文化イベントと観光情報を組み合わせたストーリーづくり
- 祝祭日や連休のタイミングを意識したオンライン企画
2025年の春節休暇(1月28日〜2月4日)に向けて発表された三亜からのライブ配信企画は、国際ニュースとしてだけでなく、デジタル時代の観光と文化交流のあり方を考える材料にもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








