シンガポール・テニスOPでWang Xinyuが今季初勝利 2回戦へ
女子テニスの国際大会、シンガポール・テニス・オープンで、中国の第4シードWang Xinyu(ワン・シンユー)が苦しいフルセットの末に今季初勝利を挙げ、女子シングルス2回戦に進出しました。同じく中国のWang Xiyu(ワン・シーユー)は初戦で姿を消しており、中国勢の明暗が分かれる結果となりました。
シンガポール・テニス・オープンで第4シードが初戦突破
現地時間の火曜日に行われた女子シングルス1回戦で、第4シードのWang XinyuはカナダのRebecca Marino(レベッカ・マリノ)と対戦し、6-4、5-7、7-5で勝利しました。これが今季ツアーでの初白星となります。
マリノは女子テニス協会(WTA)のランキングで102位に位置する選手ですが、序盤から積極的な攻撃でWang Xinyuを追い込み、ランキング差を感じさせない展開となりました。
立ち上がりは0-2、そこから立て直した第1セット
試合は、Wang Xinyuが最初のサービスゲームをいきなりブレークされ、0-2と苦しいスタートを切ります。それでもすぐにフォームを立て直し、リターンゲームで攻勢を強めてブレークバック。6ゲーム終了時点で3-3と追いつきます。
その後はラリー戦でも安定感を取り戻し、続く4ゲームのうち3ゲームを奪取。第1セットを6-4でものにし、セットカウント1-0と先行しました。
第2セットは接戦の末に落とすも、最終セットでサービスを強化
第2セットは互いにサービスキープが続く拮抗した展開となりましたが、終盤で流れがマリノに傾き、5-7でセットを落とします。このセットを通じて、Wang Xinyuは相手の攻撃的なショットに対して守勢に回る場面が増えました。
しかし最終セットに入ると、Wang Xinyuはサービスにいっそう力を込め、ファーストサーブの確率と球威を引き上げることで主導権を取り戻します。ゲームカウント5-5まで互いに一歩も譲らない展開が続いた後、第11ゲームで勝負が動きました。
マリノが試みたドロップショットがネットにかかり、このミスをきっかけにWang Xinyuがブレークに成功。続く第12ゲームでは相手に1ポイントも与えないいわゆるラブゲームで締めくくり、最後はサービスエースで試合を決めました。
試合の流れをざっくり振り返る
- 第1セット序盤でブレークを許し0-2とビハインド
- すぐにブレークバックし3-3、最終的に6-4で先取
- 第2セットは競り合いの末、5-7で失いフルセットへ
- 最終セットはサービス強化で5-5まで互角の展開
- 第11ゲームでマリノのドロップショットミスからブレーク
- 第12ゲームをラブゲームで取り、サービスエースで勝利を確定
スコアだけを見ると紙一重の勝負ですが、要所でサービスとメンタルを立て直せたことが、今季初勝利につながったと言えます。
同じ中国のWang Xiyuは初戦敗退
同じ日に行われた別の1回戦では、中国のWang Xiyu(ワン・シーユー)がロシアのMaria Timofeeva(マリア・ティモフィーワ)と対戦し、3-6、6-7(3)で敗れました。
ティモフィーワは予選で一度敗れながらも、本戦出場選手の欠場により繰り上げで出場するラッキールーザーとして大会に参加しています。そのティモフィーワがストレート勝ちを収め、次戦ではアメリカのAnn Li(アン・リー)と対戦することになりました。
次戦はオーストラリアのMaya Jointと対戦
Wang Xinyuは2回戦でオーストラリアのMaya Joint(マヤ・ジョイント)と対戦します。フルセットの接戦を勝ち抜いた直後の試合だけに、フィジカルとメンタルの両面でのコンディション管理がポイントになりそうです。
一方で、初戦から接戦を経験したことで、コート上での判断力や試合勘を早い段階で取り戻せたとも言えます。サービスの調子を維持しつつ、無理な力みを抑えられるかが2回戦の焦点になるでしょう。
この試合が示すもの 1試合の中でどう修正するか
今回の試合は、ランキングで上回るシード選手であっても、立ち上がりでつまずけば一気に苦しい展開になることを改めて示しました。同時に、リターンゲームでの戦い方やサービスの配分をセットごとに微調整しながら、試合の中で修正を重ねていく重要性も浮かび上がっています。
長いツアーシーズンを戦ううえで、技術だけでなく「崩れかけた流れをどこで止めるか」というメンタルと戦術の両面が問われます。今季初勝利となったこの一戦は、今後のシーズンを占ううえでも、小さくない意味を持つ一歩と言えそうです。
Reference(s):
Wang Xinyu advances to second round at Singapore Tennis Open
cgtn.com








