四川省で致死的地すべり 約200人避難、30人超不明
中国南西部の四川省で、死者が出たと伝えられる地すべりが発生し、約200人が安全な場所へ避難しました。家屋10棟が土砂に埋まり、30人以上の行方が分からなくなっています。
四川省のJinping Villageで地すべり
地元当局によると、この地すべりは土曜日の午前11時50分ごろ、四川省Yibin市Junlian県にあるJinping Villageで発生しました。短時間のうちに大量の土砂が住宅地をのみ込み、10棟の家屋が埋没したとされています。
約200人を安全な場所へ避難
報道によれば、地すべり発生後、周辺の住民およそ200人が近くの安全な場所へ移されました。迅速な避難措置によって、多くの住民の生命が守られたとみられます。
地質災害のレベルI緊急対応を発動
四川省では同日午後3時30分、地質災害に対する緊急対応レベルのうち最も高いとされるレベルIが発動されました。省当局は、被害の拡大を防ぎ、行方不明者の捜索や住民の安全確保を優先する姿勢を示しています。
複数部門が現場に集結、2人を救出
地すべり発生直後から、緊急救助隊や消防、公安、交通、医療、通信、電力などの部門が現場に急行し、救助活動や支援にあたりました。
当日の午後には、土砂の中から2人が救出されたと伝えられています。行方不明となっている人々の捜索活動も続けられました。
復旧・復興に向けた資金支援
地すべりを受けて、国家発展改革委員会は被災地の救援や復旧を支援するために5,000万元(約697万ドル)を拠出しました。この資金は、被害を受けた地域のインフラや公共施設の復旧などに充てられる見通しです。
さらに、財政省と応急管理省も、四川省が救助や救援活動を組織・実施するための資金として3,000万元を計上しました。両者を合わせると、今回の災害対応のために少なくとも8,000万元の財政支援が決定したことになります。
今回の災害から考えたいこと
今回の四川省での地すべりでは、発生から数時間以内に最高レベルの緊急対応が発動され、多くの部門が連携して現場対応にあたったことが特徴的です。迅速な避難と組織的な対応が、被害を抑えるうえで重要な役割を果たしたといえます。
日本を含む各国・地域でも、豪雨や地震に伴う土砂災害は大きなリスクとなっています。早めの避難行動や情報共有に加え、インフラや公共施設の強靭化に向けた継続的な投資が欠かせません。四川省での対応のあり方は、今後の災害対策を考えるうえでの一つの参考事例となりそうです。
Reference(s):
About 200 people relocated after fatal landslide in SW China's Sichuan
cgtn.com








