卓球ITTF-ATTUアジアカップ深圳大会:中国勢が圧倒的強さを見せる
中国の卓球選手が、2025年に広東省深圳市で開催されているInternational Table Tennis Federation (ITTF)-Asian Table Tennis Union (ATTU) アジアカップで、男女シングルスともに圧倒的な強さを見せています。金曜日の試合でもホスト国の選手たちはストレート勝ちを重ね、地元開催のプレッシャーを結果で跳ね返しました。
この記事のポイント
- 女子シングルスで第3シードのWang YidiとトップシードのSun Yingshaが、ともに3-0で勝利し次ラウンド進出を決定
- 男子シングルスでは世界ランキング1位のLin Shidongが、最終ゲームで逆転してグループステージを白星で締めくくり
- 中国のWang Chuqinは前日に日本のYukiya Udaを破って2連勝を達成し、金曜夜にAhmed Korani(カタール)との一戦を控える状況
深圳開催のアジアカップ、中国勢が存在感
大会は南部の広東省深圳市で行われており、ホスト国である中国の選手たちが会場を大いに沸かせています。金曜日の試合では、女子・男子ともに中国勢が登場し、いずれもストレートで勝利。スコアの内容からも、地元チームがグループステージを主導していることがうかがえます。
女子シングルス:Wang YidiとSun Yingshaが危なげない完勝
第3シードWang Yidi、10分で3連勝を決める
女子シングルスでは、第3シードのWang YidiがJordanのRinad El-Hasaniと対戦しました。スコアは11-4、11-5、11-4と、いずれのゲームも相手を一桁台に抑えるワンサイドゲーム。わずか10分で勝負を決め、3戦全勝の3連勝で次のラウンド進出を確定させました。
3ゲームとも安定して2〜3本ずつの失点にとどめていることから、サーブ・レシーブともに主導権を握り続けたことがうかがえます。内容・結果ともに、上位シードらしい「危なげのない勝利」といえる展開でした。
トップシードSun Yingshaも快勝、グループ首位通過
同じく女子シングルスで、地元のトップシードとして注目を集めるSun Yingshaは、QatarのAia Mohamedと対戦しました。試合は11-5、11-3、11-3で3ゲームを連取し、こちらもストレート勝ちで相手を圧倒しました。
Sunはこの勝利でグループ首位通過を決め、次のラウンドに駒を進めました。3ゲーム目まで大きく崩れる場面はほとんどなく、リードを広げながら試合をコントロールした形です。地元ファンの期待を背負いながらも、落ち着いた戦いぶりを見せています。
男子シングルス:Lin ShidongとWang Chuqinが続く
世界1位Lin Shidong、最終ゲームでの逆転劇
男子シングルスでは、世界ランキング1位のLin Shidongが、Saudi ArabiaのAli Alkhadrawiと対戦しました。スコアは11-6、11-3、12-10。前半2ゲームは点差をつけて危なげなく連取しましたが、第3ゲームは最も激しい攻防となりました。
第3ゲームでは、Alkhadrawiが10-8とリードし、ゲームポイントを握る場面もありました。しかしLinはここから3ポイントを連取。12-10で逆転し、そのままマッチを締めくくりました。グループステージの最終戦を逆転勝利で終えたことで、スコア以上に精神的な強さを印象づける内容となりました。
Wang Chuqin、前日にUdaを破り2連勝
男子のもう一人の注目選手、中国の第2シードWang Chuqinは、前日木曜日に日本のYukiya Udaと対戦し、11-8、11-8、11-7で勝利しました。いずれのゲームも中盤以降に抜け出す展開で、終始リードを保ちながらストレート勝ちを収めています。
この試合でWangは2勝目を挙げており、金曜夜にはQatarのAhmed Koraniとの対戦が予定されています。グループステージでの安定した内容からも、今後の上位進出に向けた鍵を握る存在といえるでしょう。
スコアが物語る中国勢の「総合力」
今回紹介した4試合はいずれも3-0のストレート勝ちで終わっており、対戦相手が10点台に到達したのは、Lin Shidongの第3ゲームのみでした。この数字だけを見ても、中国勢が技術面だけでなく、試合運びやメンタルの面でも優位に立っていることが伝わってきます。
特に注目したいポイントは次の3つです。
- 女子シングルスの2試合はいずれも一桁失点に抑える完勝で、守備面の安定感が際立つ
- 男子では、相手にリードを許す展開でもLinが冷静に逆転し、勝ち切る力を示した
- Wang Chuqinは2連勝で試合ごとにリズムをつかんでおり、今後の対戦に向けて勢いをつけつつある
今後のアジアカップを見るうえでの視点
グループステージ終盤でこれだけの存在感を示した中国勢が、ノックアウトステージでもどこまで勝ち続けるのかが、今後のアジアカップを追ううえでの大きな焦点になります。
女子では、すでに結果を出しているWang YidiとSun Yingshaがどのように決勝ラウンドを戦うのか。男子では、世界1位のLin Shidongと安定感を増すWang Chuqinの2人が、他のアジア勢にどんなプレッシャーをかけていくのかに注目が集まります。
深圳で続くITTF-ATTUアジアカップは、単なる「中国の強さの再確認」にとどまらず、アジア各国・地域の選手がどこまでこの壁を突き崩せるのかを測る大会にもなっています。今後の試合結果は、アジア卓球の勢力図を読み解くうえで、重要な手がかりとなりそうです。
Reference(s):
Chinese table tennis players continue dominance at ITTU-ATTU Asian Cup
cgtn.com








