中国バスケCBA:山西が土壇場ジャンパーで山東のホーム11連勝をストップ
中国プロバスケットボールリーグ(CBA)の一戦で、山西ロオンズ(Shanxi Loongs)が敵地・中国東部の山東省済南市で山東キリンズ(Shandong Kylins)を120―119で下し、山東のホーム11連勝を土壇場で止めました。同じ夜には、北控ロイヤルファイターズ(Beikong Royal Fighters)も江蘇ドラゴンズ(Jiangsu Dragons)に96―95と1点差勝利を収めており、中国バスケは接戦続きの熱い夜となりました。
土壇場ジャンパーで決着した120―119
試合は序盤から一進一退の展開でした。第1クォーター序盤、山東は7―1とビハインドを背負いましたが、アメリカ人ガードのジャマー・ガリーが9連続得点と爆発し、26―26の同点で最初の12分を終えます。
第2クォーターに入ると、山西が約6分間にわたってわずか3得点とオフェンスのリズムを失い、その間に山東のランで15―3と大きく突き放されました。二桁差まで開いた点差を追う展開となりましたが、ここでブランドン・グッドウィンとハミドゥ・ディアロが積極的にリングへアタックを仕掛けます。
さらに、張寧(Zhang Ning)が3点シュートを決めたうえでファウルも受ける4点プレーを完成。グッドウィンと張寧の連携によるレイアップも決まり、前半終了時には山西が52―51と1点差まで追い上げて折り返しました。
外角が当たり始めた山西と、最後の20秒
後半に入ると、山西の複数の選手が3点ラインの外から調子を上げます。張寧とグッドウィンに加え、邢志強(Xing Zhiqiang)も外角シュートを沈め、スコアは72―64と一時は山西が8点リードを奪いました。
しかし、山東も簡単には崩れません。ガリーに加えてダラス・ムーアがオフェンスをけん引し、終盤にかけて得点を重ねます。第4クォーター残り約20秒で119―118と山東が逆転し、ホーム12連勝へあと一歩と迫りました。
ここからの数秒が、勝敗を分けました。山東はディフェンスの注意をグッドウィンと張寧に集中させますが、その結果、コーナーにいた賈明如(Jia Mingru)がフリーに。パスを受けた賈は、マーキース・クリスのクローズアウトをポンプフェイクでかわし、ロングジャンパーを沈めて120―119と再逆転しました。残り0.2秒では山東に打つ手はなく、山西が劇的な1点差勝利をつかみました。
もう一つの1点差ゲーム:北控が江蘇を下す
同じ夜に行われたもう一試合でも、最後まで目が離せない展開となりました。北控ロイヤルファイターズがアウェーで江蘇ドラゴンズを96―95で破り、江蘇はホーム5連敗となりました。
北控の勝利で最も大きな個人貢献を見せたのは、ベンチから出場した廖三寧(Liao Sanning)です。26得点とオフェンスをけん引し、チームに勢いをもたらしました。
試合終盤、江蘇は残り26秒で96―95と1点差まで迫り、北控の朱松偉(Zhu Songwei)のレイアップもブロックして逆転のチャンスをつかみます。しかし、最後の攻撃で劉澤熙(Liu Zexi)が痛恨のターンオーバー。続くフリースローで、昨季の最優秀国際選手に選ばれたジャレッド・サリンジャーが2本とも外したものの、江蘇は再逆転の機会を生かせず、北控が逃げ切りました。
接戦が映し出すCBAの「一球の重さ」
2試合続けて1点差という結果は、CBAのレベルの高さと拮抗した力関係を象徴しているとも言えます。わずかなオフェンスの停滞や一つのターンオーバー、ディフェンスの一瞬の判断ミスが、そのまま勝敗に直結しました。
山西対山東戦の最後のプレーは、スター選手に守備の注意を引きつけさせ、フリーになった選手が決め切るという、バスケットボールの基本が凝縮された場面でした。一方、北控対江蘇戦では、終盤のボール運びと判断の難しさが浮き彫りになりました。
日本から中国バスケを追いかける読者にとっても、こうした接戦のニュースは、スコア以上に試合の流れや戦術、メンタルの攻防を想像させてくれます。スコアシートに残る数字の裏側で、どんな駆け引きがあったのか――国際ニュースとしてCBAを眺めると、新たなバスケットボールの見方が広がっていきます。
Reference(s):
Shanxi ends Shandong's 11-game home winning streak with late jumper
cgtn.com








