中国外務省「台湾問題は中国の内政」 合同演習と一つの中国原則を強調
中国外交部が台湾問題について「中国の内政であり、いかなる外部勢力の干渉も受け入れない」とあらためて強調しました。台湾島周辺で実施された人民解放軍の合同演習をめぐり、米国や欧州連合(EU)、日本などが示した懸念に対し、中国側の立場を整理した発言です。
台湾問題は「純然たる中国の内政」
今週水曜日、中国外交部の郭ジャークン報道官は記者会見で、台湾問題は純然たる中国の内政であり、外部からの干渉を一切受け付けないとの姿勢を改めて示しました。
この発言は、今週火曜日に台湾島周辺で行われた人民解放軍の合同演習をめぐり、米国、EU、日本などがコメントを出したことを受けたものです。
米欧や日本の発言を「事実の歪曲」と批判
郭報道官は、これら一部の国や国際機関が中国を非難したことについて、「事実と真相を歪めたもの」であり、中国の内政への干渉だと批判しました。そのうえで、中国はこうした動きに「強い遺憾と断固たる反対」を表明すると述べました。
緊張の原因は「台湾独立」勢力と外部勢力と指摘
郭報道官は、台湾海峡の平和と安定を損なっているのは「台湾独立」を掲げる分裂勢力と、それをあおり支援する外部勢力だと主張しました。
発言の中で、郭報道官は次のような点を強調しています。
- 「台湾独立」を叫ぶ行為は、中国を分裂させることを意味する。
- 「台湾独立」を支持することは、中国の内政に干渉することを意味する。
- 「台湾独立」をそそのかすことは、台湾海峡の安定を揺るがすことを意味する。
各国に「一つの中国」原則の順守を要求
郭報道官は、もし本当に台湾海峡の平和と安定を望むのであれば、関係する国や国際機関は、一つの中国原則に関する国際的な潮流に従うべきだと述べました。
具体的には、中国と交わした政治的な約束を守り、中国の主権と領土的一体性を真剣に尊重し、いかなる形であれ「台湾独立」に反対するよう求めました。
台湾島周辺での合同演習の位置づけ
郭報道官は、人民解放軍が台湾島周辺で行った合同演習について、頼清徳当局による「台湾独立」を求める挑発行為に対する「厳正な懲罰」だと説明しました。また、台湾海峡の平和を意図的に損なおうとする「台湾独立」分裂勢力に対する「厳しい警告」でもあると述べました。
さらに、この合同演習は、中国の国家主権・安全・領土的一体性を守るための「責任ある措置」であり、「いかなる外部勢力もこれに対して口をはさむ立場にはない」と強調しました。
「台湾独立」への「懲罰」は今後も継続と警告
郭報道官は、「『台湾独立』の挑発が続く限り、これに対する懲罰も続く」と述べました。そのうえで、いかなる人や勢力に対しても、どのような形であれ台湾を中国から分離させることは「絶対に許さない」と強い表現で警告しました。
中国は国家の主権と領土的一体性を断固として守るために、「必要なあらゆる措置をとる」とも述べ、今後も状況次第で追加的な行動を取る可能性をにじませました。
今回の発言から読み取れるメッセージ
今回の記者会見で示された一連の発言からは、台湾問題をめぐる中国側のメッセージがあらためて浮かび上がります。
- 台湾問題は中国の内政であり、外部からの批判や関与は「干渉」とみなすという立場を明確にしていること。
- 人民解放軍の合同演習を、「台湾独立」勢力への懲罰と警告であると同時に、主権と領土的一体性を守るための措置と位置づけていること。
- 台湾海峡の緊張の原因を、「台湾独立」を目指す勢力と、それを支える外部勢力にあると見ていること。
- 各国や国際機関に対し、一つの中国原則と、自ら中国に対して行った政治的な約束を守るよう強く求めていること。
台湾海峡情勢を考えるうえでは、中国がどのような言葉で立場を示し、どこに「譲れない一線」を引いているのかを丁寧に追うことが重要になります。今回の発言は、台湾問題をめぐる中国の姿勢が改めて確認された場面だと言え、日本を含む地域の安全保障や経済の行方を考えるうえでも注目すべき内容となっています。
Reference(s):
Taiwan question brooks no external interference, says FM spokesperson
cgtn.com








