中国「最後まで戦う」 米トランプ大統領の追加関税50%に反発
2025年12月、米中の貿易をめぐる緊張が一段と高まっています。トランプ米大統領が中国製品への追加関税50%を示唆したことに対し、中国外交部は記者会見で「最後まで戦う」と強い姿勢を示しました。世界貿易機関(WTO)のルールや多国間の貿易体制への影響も指摘されており、国際ニュースとして見逃せない動きです。 トランプ米大統領は、中国からの輸入品に対して追加で50%の関税を課す可能性に言及しました。これは、中国から米国に輸入される幅広い品目のコストを大きく引き上げかねない措置であり、両国の貿易関係に新たな緊張を生むものです。 関税とは、輸入品にかけられる税金のことで、輸入企業の負担増や、最終的には消費者価格の上昇につながる可能性があります。こうした動きが現実になれば、米中だけでなく、世界の供給網にも波紋が広がることが懸念されます。 こうした米側の姿勢に対し、中国外交部のリン・ジアン(Lin Jian)報道官は火曜日の記者会見で、米国が関税戦や貿易戦を続けるのであれば、中国は最後まで戦うと述べました。 リン報道官は、米国による一方的な関税の乱用は、他国の正当な権益を深刻に侵害し、世界貿易機関(WTO)のルールに深刻に違反し、ルールに基づく多国間の貿易体制を著しく損ない、世界経済秩序の安定にも深刻な影響を与えると指摘しました。 さらに、こうした動きは典型的な一方主義と保護主義であり、経済的ないじめだと強く非難しました。そのうえで、国際社会からも広く反対の声が上がっていると述べ、中国として強く非難し断固として反対する姿勢を示しました。 リン報道官は、貿易戦争や関税戦争に勝者は生まれず、保護主義は行き詰まりにしかつながらないと強調しました。 そのうえで、中国の人々は自ら争いを起こすことはないが、争いを恐れることもないと述べ、圧力や威嚇、ゆすり・たかりによって中国と向き合うべきではないと米側にメッセージを送りました。 リン報道官は最後に、中国は必要な措置を取り、自国の正当な権利と利益を断固として守ると述べました。具体的な対抗措置には触れていませんが、こうした発言から、中国が対抗措置も視野に入れていることがうかがえます。 今回の動きは、世界経済の中で大きな比重を持つ米国と中国のあいだの関税をめぐる緊張であり、世界経済全体にとっても無視できないテーマです。リン報道官も、世界経済秩序の安定への深刻な影響を繰り返し指摘しました。 実際に追加関税が導入されれば、一般的に次のような影響が考えられます。 日本企業も、米中いずれかの市場に生産拠点や販売網を持つケースが多く、米中間の関税引き上げは、間接的にビジネス環境へ影響する可能性があります。日本の読者にとっても、為替レートや株価、身近な商品の値段という形で跳ね返ってくる話題といえます。 今回の中国外交部の強いメッセージは、米国に対する直接の反論であると同時に、「貿易戦争に勝者はいない」という警告でもあります。 関税や貿易ルールの話題は、一見すると遠い国どうしの駆け引きのように見えますが、実は私たちの日々の生活や仕事とも深く結びついています。スマートフォン一台、衣料品一枚にも、国境をまたぐ取引とルールが関わっています。 国際ニュースを追うとき、どちらか一方の国を単純に善悪で判断するのではなく、なぜその政策が取られ、どのような影響が生じうるのかを落ち着いて見ていくことが大切です。今回の米中のやり取りも、世界経済の行方を考える一つのきっかけとして、引き続き注目していきたいところです。米国が示した追加関税50%の脅し
中国外交部「最後まで戦う」と明言
WTOルールや多国間体制への深刻な違反と批判
貿易戦争に勝者はいないと強調
必要な措置で権益を守る方針
世界経済と日本への影響はどこに現れるか
関税ニュースをどう読み解くか
Reference(s):
China vows to 'fight to the end' after fresh U.S. tariff threat
cgtn.com








