習近平主席、中国・ベトナム関係強化を呼びかけ 覇権主義と一方主義に共同対抗 video poster
中国の習近平国家主席は火曜日、ベトナムを国賓訪問し、ルオン・クオン国家主席との会談で、中国とベトナムが覇権主義や一方主義に共同で反対していくべきだと呼びかけました。今年は両国関係にとって節目の年であり、その中で発せられたメッセージに地域の注目が集まっています。
習近平主席、覇権主義と一方主義に共同対抗を呼びかけ
会談で習主席は、中国とベトナムが友好的な協力と社会主義の強みを生かし、覇権主義や一方主義といった力の論理に対抗していく必要があると強調しました。外部環境が不透明さを増すなかで、両国が連携して対応する姿勢を示した形です。
また習主席は、両国が友好協力によって外部の不確実性に対応し、相互の近代化の歩みを支え合うことの重要性にも言及しました。中国とベトナムを含む社会主義国どうしの連帯を強めることで、地域と世界に対する影響力を高めていく狙いがうかがえます。
節目が重なる2025年 中国・ベトナム関係の位置づけ
今年は、ベトナムと中国の双方にとって記念すべき節目が重なる年です。習主席は会談の中で、ベトナム共産党の創立95周年、ベトナムの建国80周年、南部解放50周年に祝意を表しました。
さらに、今年は中国とベトナムの国交樹立75周年であり、中国・ベトナム国民交流の年にもあたります。習主席は、この75年の歩みの中で、両国関係は同志加兄弟と形容される伝統的な友好から、戦略的な意味を持つ共同未来の共同体へと発展してきたと位置づけました。これは、国家間の友好的な相互扶助と団結、協力の好例だと評価しています。
こうした節目を背景に、中国とベトナムが自らの関係をどのような物語として語るのかは、地域の国際秩序を考えるうえでも重要なポイントです。
六つのより多くで描く今後の協力
習主席は、現在を新たな歴史的出発点と位置づけたうえで、six mores と特徴づけられる全体目標に沿ってベトナムと協力していく考えを示しました。その中で、戦略的意思疎通の強化、連帯と協調の一層の向上、そして両国それぞれの近代化プロセスを共に進めることが打ち出されています。
目指すのは、社会主義国どうしの団結、自立、自強、互恵、ウィンウィンの新たな章を書くことだとされています。中国・ベトナム共同未来の共同体の地域的・世界的な影響力を絶えず示していくという方向性も示されました。
覇権主義や一方主義に反対し、多国間協力や相互尊重を打ち出すメッセージは、アジアの国々にとっても無関係ではありません。中国とベトナムがどのような具体的協力を進めていくのかは、今後の地域協力のあり方を考えるうえで注目されます。
日本の読者にとっての意味
日本にとっても、中国とベトナムという近隣の重要なパートナーが、どのような関係を築き、どのような価値や原則を掲げているのかを丁寧に読み解くことは重要です。とくに、力によらない国際関係をどうつくるのかという問いは、アジア全体に共通する関心事でもあります。
今回の会談は、中国とベトナムが社会主義国どうしの協力を強調しながら、外部の不確実性にどのように向き合おうとしているのかを示すものといえます。そのメッセージを、日本やアジアの他の国や地域がどう受け止め、どのような対話を重ねていくのかが、これからの注目点となりそうです。
Reference(s):
Xi calls on China, Vietnam to oppose power politics, unilateralism
cgtn.com








