中国の習近平主席、第34回アラブ連盟首脳会議に祝電 グローバルサウス連携を強調
34回目のアラブ連盟首脳会議がイラクのバグダッドで開かれたことを受け、中国の習近平国家主席が祝電を送りました。中国とアラブ諸国の関係強化、そしてグローバルサウスの連携をどう位置づけているのかが伝わるメッセージです。
バグダッドで開かれた第34回アラブ連盟首脳会議
習近平国家主席は、アラブ連盟首脳会議の議長を務めるイラクのラシード大統領に祝電を送り、第34回アラブ連盟首脳会議の開催に祝意を示しました。
祝電の中で習主席は、設立から約80年にわたり、アラブ連盟がアラブ世界の団結と自強を促し、アラブ諸国の共通の関心を代弁し、中東の平和・安定・繁栄を推進してきたと評価しました。
「100年に一度の大変化」の中で
習主席は、現在、世界が「100年に一度の大きな変化」が加速する局面にあり、中東情勢も複雑な形で動いていると指摘しました。
そのうえで、アラブ諸国が独立と自主を堅持し、発展と復興を進め、公平と正義を守ろうとしていることが、グローバルサウス全体の影響力を高めるうえで積極的な役割を果たしていると述べました。
中国・アラブ関係をどう位置づけたか
習主席は、近年、中国とアラブ諸国との関係が力強く発展しており、開発途上国どうしの団結と協力の模範となっていると強調しました。
また、2022年12月に開かれた初の中国・アラブ諸国サミットで、自身とアラブ諸国の指導者が「新時代の中国・アラブ運命共同体」を構築するために努力することで一致したと振り返りました。
そのうえで、2026年に中国で開催される第2回サミットが、中国とアラブ諸国の関係史における、もう一つの重要な節目になるとの見方を示しました。
「信頼できる友人・パートナー」であり続けると強調
習主席は、中国とアラブ諸国が一貫して、相互関係を戦略的かつ長期的な視点から捉えてきたと述べました。
そのうえで、中国は今後もアラブ諸国にとって信頼できる友人でありパートナーであり続け、アラブ諸国の「正義ある大義」の側にしっかりと立つと表明しました。
今後の具体的な協力の方向性
習主席は、中国とアラブ諸国が今後、次のような分野で協力を深めていく意向を示しました。
- 相互の政治的信頼を一層深めること
- 互恵的な協力を推し進めること
- 人と人との交流や文化交流を拡大すること
- それぞれの国の近代化の道を、ともに歩んでいくこと
- より高いレベルの中国・アラブ運命共同体を築くこと
こうした協力を通じて、中国とアラブ諸国が、新たな段階の関係構築を目指している姿勢がうかがえます。
なぜこの動きが注目されるのか
今回の祝電は、アラブ連盟首脳会議という場に向けて、中国がアラブ諸国やグローバルサウスとの連携を重視していることを改めて示したものです。
世界と中東の情勢が大きく揺れ動く中で、中国とアラブ諸国がどのように協力を深め、「近代化」や「公平・正義」といったキーワードを具体的な行動につなげていくのか。2026年に予定されている第2回中国・アラブ諸国サミットに向けても、その動きが注目されます。
Reference(s):
President Xi Jinping sends congratulations to 34th Arab League Summit
cgtn.com








