タクラマカンラリー2025 新疆で国際モータースポーツ参加者が絶賛 video poster
2025年のタクラマカンラリーがこの週末、中国北西部の新疆ウイグル自治区で幕を閉じました。アジア最大級の国際オフロードレースには世界各地から選手や関係者が集まり、過酷な競技とともに、新疆の自然や人の温かさへの評価の声が相次いでいます。
アジア最長級のオフロードレース、現代の新疆を映す窓に
タクラマカンラリーは2005年に始まり、いまではアジアで最も距離が長く、規模が大きく、競争レベルの高いオフロードレースへと成長してきました。砂漠や岩場、河川を縫うように走るコースは、走破するだけでも難しいことで知られています。
こうした進化を通じて、ラリーはダイナミックで現代的な新疆を象徴する存在となりつつあります。国際ニュースの舞台としても存在感を高めており、今年も世界各地から国際色豊かな参加者が集まり、レースだけでなく地域での滞在を通じて、新疆の姿を自らの目で確かめました。
優勝ライダーが語る「どこへ行っても笑顔」
オートバイ部門でタイトルを獲得したチェコ出身のマルティン・ミチェク選手(ホトファクトリーレーシング)は、何よりも地元の人々のホスピタリティに感銘を受けたと語ります。
ビバークやパドックの外に出ても、人々は笑顔で接してくれ、道に迷ったり困ったりしてもすぐに手を差し伸べてくれるといいます。ミチェク選手は、これまであまり多くのヨーロッパの人が足を運んでこなかった地域だからこそ、新鮮な出会いが生まれているとも感じたと話しました。
どこへ行っても、みんなが本当に親切で助けてくれる。ここに滞在できて本当にうれしいし、この時間を心から楽しんでいると、選手としてだけでなく一人の旅行者としての満足感をにじませました。
20歳の新星が驚いた壮大な風景
バギーラレーシングに所属する20歳の新星、アリーヤ・コロック選手も、タクラマカンラリーならではの景観に圧倒された一人です。
特に印象に残ったのは、第3ステージ付近で通過した岩場や川沿いのルートでした。コロック選手は、これまで見たことのないような風景であり、彼女にとっても特別な体験だったと振り返っています。
現地の言葉が話せず、コミュニケーションに不安もあったといいますが、ラリーを支える人々の情熱とサポートは想像以上だったと強調します。到着した瞬間から、皆がラリーにとても情熱的で、その規模も支援も予想していた以上だったとし、中国で地元の人々と出会えたこと自体が大きな収穫だと語りました。
現地体験が広げる中国観とモータースポーツの輪
ウーハイスピードラッシュクラブの英国人エンジニアリングディレクター、イアン・デービス氏は、中国への愛着を隠しません。
デービス氏は、中国を楽しくて、人々がとてもフレンドリーな場所と表現します。一方で、海外では各国のメディア報道を通じた印象が先行しがちだとも指摘し、自身はラリー参加の体験を通じて、中国がいかに魅力的で刺激的かを友人たちに伝えているといいます。
その結果、友人の中にはオーストラリアやニュージーランドへ向かう旅程を変更し、途中で北京に立ち寄るルートを選ぶ人も出てきました。デービス氏は、多くの海外チームがタクラマカンラリーに参加することで、中国のモータースポーツの魅力が国内だけでなく世界に広がっていくと期待を寄せています。
フィニッシュラインの先に続く、クロスカルチャーの出会い
今年のタクラマカンラリーは、単に優勝争いが決着したというだけでなく、参加者同士や地元の人々との出会いを通じて、新疆の壮大な自然と活気ある雰囲気を世界へ伝える場にもなりました。
砂漠や山岳を駆け抜けるタフなルートは、挑戦する者を選ぶ過酷さを備えつつも、そこで交わされる笑顔や言葉は、国や文化の違いを超えたつながりを生み出しています。ラリーが終わった今も、参加者たちの記憶と発信を通じて、新疆と中国のモータースポーツシーンは、世界のファンに向けて静かに、しかし着実に広がり続けているようです。
Reference(s):
International participants praise competition at Taklimakan Rally
cgtn.com








