中国サッカーCSL:上海海港が長春亜泰に3-1、成都蓉城を抜いて3位浮上
上海海港が長春亜泰を3-1撃破、日本語で読む中国サッカーニュース
中国サッカー・スーパーリーグ(CSL)で、上海海港(Shanghai Port)がアウェーで長春亜泰(Changchun Yatai)に3-1で勝利し、4連勝を達成しました。これにより、上海海港は成都蓉城(Chengdu Rongcheng)を追い抜き、リーグ3位に浮上しました。
ドローン乱入で一時中断、波乱の立ち上がり
試合は中国東北部の吉林省長春市で行われました。前半16分、スタジアム上空にドローンが飛来し、審判団が安全確認のために試合を一時中断する場面がありました。短い中断ののち試合は再開され、両チームとも集中力を保ちながらプレーを続けました。
前半ロスタイムに痛恨のオウンゴール
長春亜泰のゴールキーパー、Wu Yakeは前半を通して好セーブを連発し、終了間際まで無失点に抑えていました。しかし前半アディショナルタイム1分、流れが一気に上海海港へ傾きます。
上海海港のWang Shenchaoが右サイドからクロスボールを送ると、長春のAbduhamit Abdugheniがクリアを試みましたが、足に当たったボールはそのまま自陣ゴールへ。GK Wu Yakeの手の届かないコースに転がり込み、オウンゴールで上海海港が1-0と先制しました。
幻の同点弾、ハンド判定で取り消し
失点直後、長春亜泰もすぐに反撃します。前半アディショナルタイム4分、Ohi Omoijuanfoがゴール前でボールを押し込み、一度は同点ゴールが認められました。しかし主審はリプレー確認の結果、Omoijuanfoがシュートの前に手でボールに触れていたと判断し、ハンドの反則で得点を取り消しました。
この判定により、前半は上海海港の1点リードで折り返す展開となりました。
ガブリエジーニョが追加点、VAR経由のPKで長春が1点差に
後半に入っても、上海海港は主導権を握り続けます。71分、Gabriezinhoがペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、正確なシュートをゴール右隅に突き刺して2-0。アウェーの上海海港がリードを広げました。
しかし長春亜泰も粘りを見せます。81分、Piao Taoyuがエリア内でLi Xinxiangのタックルを受けて転倒。主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と協議した上で長春にPKを与えました。このPKをOhi Omoijuanfoが落ち着いて決め、スコアは2-1となります。
終了間際にダメ押し、上海海港が勝負を決める
1点差に迫られたものの、上海海港は最後まで攻撃の手を緩めませんでした。後半アディショナルタイムのラストワンプレー、Kuai Jiwenが鋭い抜け出しでペナルティーエリアに侵入し、フリーになっていたXu Xinへラストパス。Xu Xinが落ち着いて無人のゴールに流し込み、スコアは3-1に。これが試合を決定づけるゴールとなりました。
4連勝で今季11勝目、上海海港が3位浮上
この勝利で、上海海港は今季17試合で11勝目を挙げました。2シーズン連続でCSL王者となっている上海海港は、ここにきて再びタイトル争いにしっかりと絡む位置に戻ってきた形です。
試合後の順位では、上海海港は成都蓉城を抜き3位に浮上し、首位Beijng Guoanと2位Shanghai Shenhuaに勝ち点1差まで迫りました。金曜日のこの一戦が終わった時点で、首位のBeijng Guoanと2位のShanghai Shenhuaは翌土曜夜の直接対決を控えており、優勝争いは一層激しさを増す局面となっていました。
- 上海海港:17試合11勝で3位
- Beijng Guoan:首位
- Shanghai Shenhua:2位
- 成都蓉城:4位に後退
この試合から見える、今季CSLのポイント
1. 終了間際の集中力が順位を左右
前半と後半、それぞれアディショナルタイムにゴールが生まれたことは、90分を通して集中力を維持できるかどうかが、上位争いの分かれ目になっていることを示しています。オウンゴールとダメ押し弾という形で、わずかな判断の差が勝敗に直結しました。
2. VARとレフェリングが試合展開を大きく動かす時代
Ohi Omoijuanfoの「幻の同点弾」と、VARによって与えられたPKは、現代サッカーにおいてビデオ判定が試合の流れを大きく変えうることを象徴する場面でした。判定がどう下されるかを前提に、メンタル面のマネジメントもチームにとって重要になっています。
3. スタジアムの安全管理への意識
ドローンの侵入による一時中断は、スタジアム運営と安全管理の重要性を改めて意識させる出来事でした。幸い大きな混乱にはつながりませんでしたが、観客や選手の安全を守るための運営体制づくりは、今後も各地のスタジアムで重要なテーマとなりそうです。
アジアサッカーを見る日本のファンにとって
中国サッカー・スーパーリーグの上位争いは、今季も混戦模様となっています。アジアのフットボールシーンを追いかける日本のファンにとって、上海海港や長春亜泰、成都蓉城、Beijng Guoan、Shanghai Shenhuaといったクラブの動向は、AFCチャンピオンズリーグ(アジア・クラブ大会)などを見据えるうえでも押さえておきたいポイントです。
スマートフォンで気軽に追える国際ニュースとして、中国の国内リーグで何が起きているのかを知っておくことは、サッカーの見方を一段広げてくれます。上海海港の4連勝と3位浮上は、今季CSLの優勝争いが最後まで目の離せない展開になることを強く示す出来事と言えるでしょう。
Reference(s):
Shanghai Port overtake Chengdu Rongcheng for third place in CSL
cgtn.com








