成都ワールドゲームズ開幕 非オリンピック競技で広がる国際交流
2025年、中国南西部・四川省成都市で第12回ワールドゲームズが開幕しました。テーマは「Boundless Sports, Countless Wonders(限りなきスポーツ、尽きない驚き)」、116の国と地域から6,679人の選手と大会関係者が集まり、非オリンピック競技を通じて国際交流の輪を広げています。
非オリンピック競技の最高峰が成都に集結
非オリンピック競技の最高レベルの国際大会とされる成都ワールドゲームズでは、34のメイン競技、60のサブ競技、256の小種目が実施されます。多彩な種目構成が大会の大きな特徴です。
中国代表は、フロアボール、チアリーディング、フライングディスク、パワーボートなど、12の競技に初めて参加します。新たな競技に挑戦する姿は、中国におけるスポーツ文化の広がりと、多様なスポーツへの関心の高まりを映し出しています。
2022年以降5回目の国際総合大会という重み
成都ワールドゲームズは、2022年以降に中国で開催される国際的な総合スポーツ大会としては5回目にあたります。それだけ、中国が継続的にスポーツを通じた国際交流のプラットフォームを提供してきたことを示しています。
競技そのものだけでなく、選手団や観客、ボランティア、市民との交流を通じて、互いの文化や価値観への理解が静かに積み重ねられていきます。開催都市である成都市にとっても、世界に向けて自らの魅力や日常の姿を発信する機会となっています。
「スポーツは友情の絆」習近平国家主席が語る役割
習近平国家主席はこれまで、「スポーツは人々の友情を促進する絆だ」と繰り返し強調してきました。スポーツが国や地域の違いを超えて人と人をつなぎ、包摂と相互学習を促す役割に注目しているからです。
習主席にとって、大規模な国際スポーツ大会を開催することは、中国が世界に向けて開かれていることを示す窓であると同時に、世界が中国を理解するための窓でもあります。今回の成都ワールドゲームズも、そうした「相互理解の窓」として位置づけられています。
オリンピックだけではない、広がるスポーツの世界
ワールドゲームズの特徴は、オリンピックではあまり注目されない競技が主役になる点です。フロアボールやフライングディスクなど、日常生活ではまだなじみの薄い競技も多く、観る側にとっても新しい発見がある大会といえます。
国際ニュースの視点で見れば、こうした非オリンピック競技の大会は、政治や経済の緊張とは異なるレベルで、各国・各地域の人々が出会い、協力し、ときにはライバルとして真剣勝負をする場でもあります。
成都ワールドゲームズで交わされる握手や笑顔、健闘をたたえ合う言葉の一つ一つが、長期的には相互理解と信頼の土台になっていきます。スポーツを通じた静かな交流が、今後どのような形で実を結んでいくのかも注目されます。
私たちがこの大会から受け取れる問い
通勤時間やスキマ時間にニュースを追う私たちにとっても、成都ワールドゲームズは他人事ではありません。気になる競技や参加する国・地域をきっかけに、これまで知らなかったスポーツや文化に触れるチャンスだからです。
オリンピックだけでなく、こうした非オリンピック競技の国際大会に目を向けることは、「世界を見るレンズ」を一つ増やすことでもあります。スポーツを通じて、世界やアジア、中国とのつながりをどう捉え直すか――成都発のワールドゲームズは、そんな問いを静かに投げかけています。
Reference(s):
Chengdu World Games: China boosts friendship among peoples via sports
cgtn.com








