新疆の17歳・女子サッカー選手 クルバンニサの止まらない夢 video poster
新疆ウイグル自治区のカシュ市第6中学校でサッカーを学ぶ17歳の女子生徒、クルバンニサさん。まだ外が暗い夜明け前から始まる彼女のトレーニングは、サッカーが遊びではなく、喜びであり、夢であり、人生そのものになっていることを物語っています。
真っ暗な朝から始まる、17歳の一日
クルバンニサさんは、毎日夜明け前にグラウンドに立ちます。まだ太陽も昇っていない時間帯にボールを蹴り続けるのは、単なる努力ではなく、サッカーが自分の心を支えているからです。彼女にとってサッカーは、日々の生活を前に進めるためのエネルギーそのものです。
女の子がサッカーをする意味
あるとき、周囲の大人から「なぜ女の子がサッカーをする必要があるのか」と問われたクルバンニサさんは、迷うことなくこう答えました。「サッカーがなかったら、私は一日たりとも幸せでいられません」。
その言葉には、競技としての強さだけでなく、自分の好きなことをあきらめないという意思がにじみます。サッカーは彼女にとって、自己表現であり、仲間とつながる手段であり、自分らしく生きていくための大切な場所なのです。
2年前まで存在しなかった女子チーム
今でこそ、カシュ市第6中学校の女子サッカーチームは勢いの止まらない存在になっていますが、わずか2年前まで、この学校には女子チーム自体がありませんでした。クルバンニサさんたちは、ゼロの状態からボールを追いかけ続け、チームを形にしてきました。
練習環境も、経験も、決して最初から整っていたわけではありません。それでも、毎日のトレーニングを積み重ねることで、彼女たちは自信と実力を少しずつ手にしてきました。いまでは、周囲もその成長を無視できない存在になりつつあります。
一人の少女の夢が映し出すもの
クルバンニサさんの物語は、新疆ウイグル自治区の一つの中学校の話であると同時に、好きなことに打ち込む女子スポーツの可能性を象徴する物語でもあります。好きなことに真剣に向き合う10代の姿は、国や地域を越えて共感を呼びます。
彼女の姿から、私たちは次のような問いを受け取ることができます。
- 自分にとって、サッカーのように「一日でも欠かせない」と言える存在は何か
- 固定観念や周囲の期待よりも、自分の「やりたい」を大切にできているか
- 誰かの挑戦を、言葉や行動で支えられているか
静かな夜明け前のグラウンドで、ボールを追い続ける17歳の少女。その一歩一歩は、ゴールに向かうだけでなく、自分の人生の道を切り開いていく歩みでもあります。クルバンニサさんの物語は、画面越しにニュースを読む私たちにも、自分の夢をもう一度見つめ直すきっかけを与えてくれます。
Reference(s):
cgtn.com








