ニューヨークでCMG映画コンサート 音楽で平和と団結を発信
第二次世界大戦の終結と国連創設から80周年を記念して、中国メディアグループ(China Media Group/CMG)がニューヨークのリンカーン・センターで映画コンサート「United as One World, Voices of Peace」を開催し、音楽を通じて平和と団結のメッセージを発信しました。
ニューヨークのリンカーン・センターで開催
火曜日(現地時間)、ニューヨークのリンカーン・センターで行われたこの映画コンサートは、「United as One World, Voices of Peace(ひとつの世界、平和の声)」をテーマに、第二次世界大戦の終結と国連創設80周年を記念する催しの一環として実施されました。主催はChina Media Group(CMG)です。
国連からのメッセージ:音楽は「心をなぐさめ、つなぐ力」
国連・フレミング氏「音楽は言葉や文化の壁を越える」
国連のグローバル・コミュニケーション担当事務次長であるMelissa Fleming氏は、ビデオメッセージで映画コンサートの開催を祝福しました。Fleming氏は、音楽には心をなぐさめる特別な力があり、言語や文化の違いを超えて人々を結びつけることができると述べました。
CMG・慎海雄氏「文化に国境はなく、感情は時空を超える」
China Media Group(CMG)の慎海雄(Shen Haixiong)総裁もビデオ演説を寄せ、「文化に国境はなく、感情は時間と空間を超える」と語りました。
さらに慎氏は、「国連創設の原点に立ち返り、歴史を鏡として平和を大切にし、人類共通の未来をともに築くために、グローバルな近代化を前進させよう」と呼びかけました。国連の設立目的を見つめ直し、共有された未来に向けて協力する姿勢を強調した形です。
謝鋒大使「戦争の痛ましい教訓を忘れず、対話で紛争を解決」
中国の駐米大使である謝鋒(Xie Feng)氏もビデオ形式で参加し、第二次世界大戦の痛ましい教訓と、「後の世代を戦争の惨禍から救う」という原点を常に心に刻まなければならないと強調しました。
そのうえで謝氏は、違いがあっても対話と協議を通じて問題を解決する姿勢を貫き、武力をあおることや覇権主義、いじめのような行為に断固としてノーと言い、平和と友好に満ちた共通の「家」をともに築こうと呼びかけました。
米中関係の専門家も評価「文明を超えて橋をかける試み」
National Committee of U.S.-China Relations(米中関係全米委員会)の会長を務めるStephen Orlins氏は、CGTNのインタビューに対し、この映画コンサートは国連創設80周年を記念するうえで「最も印象的な方法のひとつだ」と評価しました。
Orlins氏は、現在の状況を踏まえ、このイベントが文明や背景の違いを越えて人々をつなぐ「橋」となり、平和を訴える場になることへの期待を示しました。
世界で活躍するアーティストと国連関連の楽団が共演
ステージには、世界で活躍するピアニストやオーケストラ、合唱団が出演し、音楽を通じて平和のメッセージを表現しました。
- ピアノ:国際的に高い評価を受けるピアニストのLang Lang氏
- バイオリン:Randall Goosby氏
- ボーカル:Kameron Lopreore氏、Efraín Solís氏、William Guanbo Su氏
- 演奏:New York International Symphony Orchestra and Choir
- 演奏:United Nations Symphony Orchestra
- 合唱:United Nations Singers
多様なバックグラウンドを持つアーティストや団体が同じステージに立つことで、「ひとつの世界」として声を合わせるというイベントのテーマが、音楽そのものによって体現された形となりました。
「共有の未来」に向けた静かな問いかけ
第二次世界大戦終結と国連創設から80年という節目を記念する今回の映画コンサートでは、過去の悲劇を繰り返さないために何ができるのか、そしてどうすれば平和で包摂的な未来を築けるのかという問いが、音楽と映像を通じて静かに投げかけられました。
国連関係者、外交関係者、米中関係の専門家、そして世界のアーティストたちが、それぞれの言葉と音楽で「対立より対話を」「分断より連帯を」と訴えたこの日のステージは、国際ニュースとしてだけでなく、私たち一人ひとりが平和について考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








