卓球WTTチャイナ・スマッシュ:王曼昱が快勝、伊藤美誠も2回戦進出
北京で開催中の卓球の国際大会WTTチャイナ・スマッシュで、女子では王曼昱と伊藤美誠、男子では林高遠がそろって初戦を突破しました。主な試合結果とポイントをコンパクトに振り返ります。
王曼昱、同胞対決をストレートで制す
女子シングルス1回戦では、第2シードの王曼昱が同じ中国のHe Zhuojiaを11-8、11-8、11-6のストレートで下しました。試合時間はわずか25分と、危なげない内容で2回戦進出を決めました。
第1ゲームを素早く先取した王は、第2ゲームで一時7-8とリードを許しましたが、ここから4連続ポイント。スコアをひっくり返してゲームカウント2-0とし、主導権を握り続けました。そのまま第3ゲームも押し切り、地元開催の大会で幸先の良いスタートを切った形です。
流れを変えた第2ゲームの終盤
第2ゲーム終盤の4連続ポイントは、この試合のターニングポイントでした。リードを許しても慌てずに対応し、相手のミスを誘いながら自分のリズムに引き戻した展開は、地元第2シードらしい安定感を印象づける内容だったといえます。
伊藤美誠、日本勢として2回戦へ
日本の第8シード、伊藤美誠は、中国からワイルドカードで出場したQin Yuxuanと対戦し、フルストレートではなく4ゲームで勝利しました。スコアの詳細は明らかになっていませんが、試合は一方的というよりは、要所での勝負強さが光る内容でした。
19歳の地元若手であるQinは、第2ゲームで伊藤を苦しめる場面をつくり、思い切りのよいプレーで積極的に攻めました。しかし全体としてはミスが多く、流れをつかみきれなかったことが勝敗を分けました。
伊藤は2回戦で、大韓民国のJoo Cheo-huiと対戦します。初戦での修正点をどこまで生かせるかが、今後のラウンドに向けた注目ポイントになりそうです。
男子シングルス:林高遠が中国香港の選手を下す
男子シングルス1回戦では、地元のベテラン、林高遠が中国香港のWong Chun Tingと対戦し、11-6、11-9、11-7のストレート勝ちを収めました。ゲームごとのスコアからは、要所をきっちり締めた安定した試合運びがうかがえます。
林は試合後、「お互いよく知っている相手で、この大会に向けて多くの準備をしてきた。しばらく勝てていなかったので、勝利の感覚を取り戻す必要があった。準備がうまくいき、試合の入りも良かった。難しい場面でも思い切ってプレーし、うまく修正できた」と手応えを語りました。
この勝利により、林は2回戦で同じ中国の第6シード、Liang Jingkunと対戦します。互いに手の内を知る同胞対決となり、上位進出を占う一戦として注目が集まりそうです。
主な試合結果の整理
- 女子シングルス1回戦:王曼昱 3-0 He Zhuojia(11-8、11-8、11-6)
- 女子シングルス1回戦:伊藤美誠 4ゲームでQin Yuxuanに勝利
- 男子シングルス1回戦:林高遠 3-0 Wong Chun Ting(11-6、11-9、11-7)
今後の見どころ
女子では、地元第2シードの王曼昱が危なげなく勝ち上がり、日本の伊藤美誠も2回戦に駒を進めました。どちらも次戦以降、優勝争いに向けて存在感を示せるかが焦点となります。
男子では、林高遠が久々の勝利の感覚をつかんだと語っており、精神面の復調も含めて上り調子にあることがうかがえます。同胞対決となる2回戦でのパフォーマンスは、今後のシーズンを占う材料としても注目されます。
短いゲーム数のなかで流れをどうつかみ、ミスをどこまで抑えられるか。北京のWTTチャイナ・スマッシュは、国際卓球の試合を観るうえで、その駆け引きの細かさを感じさせてくれる大会となっています。
Reference(s):
Wang Manyu beats He Zhoujia in home clash at WTT China Smash
cgtn.com








