フィギュア中国杯:スイ・ウェンジン/ハン・ツォンが3年ぶり復帰で銅
フィギュアスケートのISUグランプリシリーズ中国大会「カップ・オブ・チャイナ」(重慶)のペア種目で、ホームの声援を受けたスイ・ウェンジン/ハン・ツォン組が約3年ぶりにそろって実戦復帰し、合計202.92点で銅メダルを獲得しました。 重慶で行われた今大会、北京2022冬季オリンピック金メダリストのスイ・ウェンジン/ハン・ツォン組は、トータル202.92点をマークして3位に入りました。久々の復帰戦ながら、ペアとしての完成度と集中力の高さを示す内容となりました。 会場では、長いブランクを経て再びリンクに立った二人の演技に大きな注目が集まりました。ジャンプなどの要素には慎重さがうかがえた一方で、ペアスピンやリフトなどでは息の合った動きが目立ちました。 フリー(長距離プログラム)では、中国の舞踊劇『A Tapestry of a Legendary Land』の音楽を使用。スイ/ハン組はこのプログラムで130.47点をマークしました。 演技中には、ジャンプの回転不足によるダウングレードや、ハンの着氷がやや乱れる場面もありましたが、大きく崩れることなく演技をまとめました。2019年に記録した自己ベストのフリースコアより約25点低い結果となりましたが、3年以上のブランクを考えると、復帰戦として手応えのある内容だったと言えます。 技術面ではまだ調整途上の印象もある一方で、音楽表現やリンク全体を使った滑りには、北京2022を思わせる存在感がにじみました。 ペア種目のトップに立ったのは、ジョージアの世界ジュニアチャンピオン、アナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラヴァ組でした。安定した演技構成で順位を守り、金メダルを手にしました。 イタリアのサラ・コンティ/ニコロ・マッキ組が銀メダルとなり、スイ/ハン組はその後ろにつけて銅メダルを獲得しました。若手が結果を残すなかで、実績あるペアが表彰台に戻ってきたことで、ペア競技の力関係もより興味深いものになっています。 スイ・ウェンジンとハン・ツォンがペアとして同じリンクに立つのは、実に3年以上ぶりです。北京2022冬季オリンピックで金メダルを獲得して以降、その行方に注目が集まっていましたが、今回の中国大会でついに復帰が実現しました。 スコア面ではまだ余力を残す結果ながら、ペアとしての呼吸、リンクでの存在感、そして観客を引き込む表現力は健在であることを示しました。今後の演技でジャンプや難度の高い要素がどこまで戻ってくるかは、今季のフィギュアスケート界における一つの見どころとなりそうです。 世界ジュニア王者であるジョージア組が金メダルをつかむ一方で、オリンピック金メダリストのスイ/ハン組が表彰台に戻ってきたことで、ペア競技は若手と経験豊富なペアがせめぎ合う構図になっています。 ベテランの復帰は、若い世代にとっては目標であり、同時に強力なライバルでもあります。2025年現在のフィギュアスケートシーンにおいて、スイ/ハン組の存在は、競技レベルと注目度の両面で大きな意味を持ち続けると考えられます。 今回のカップ・オブ・チャイナで見せた「まずはリンクに戻る」という一歩が、この先どのような物語につながっていくのか。ペア競技の今後を占ううえでも、スイ・ウェンジン/ハン・ツォン組の動向から目が離せません。ホーム中国大会でスイ/ハン組が銅メダル
フリーは中国舞踊劇の音楽で130.47点
表彰台の顔ぶれ:ジョージア組が金、イタリア組が銀
3年以上ぶりのリンク復帰、その意味
世代交代期のペア競技にベテランが戻る意味
Reference(s):
Sui Wenjing and Han Cong return with bronze at ISU Grand Prix China
cgtn.com








