中国とアルジェリアの友好強化へ 王毅外相が電話会談で協力拡大を確認
中国の王毅共産党政治局委員・外相は水曜日、アルジェリアのアフメド・アタフ国務相兼外相と電話会談を行い、両国の伝統的な友好関係をさらに発展させ、互恵協力を一段と深めていく方針を確認しました。中国とアルジェリアの関係強化は、アフリカ・アラブ世界と中国のつながりを考えるうえで注目すべき動きです。
「伝統的友好」と包括的戦略的パートナーシップの再確認
王毅外相は会談で、中国とアルジェリアは「深い伝統的友好」で結ばれており、すでにあらゆる分野をカバーする協力の枠組みを築き、「包括的戦略的パートナーシップ」を確立していると強調しました。
そのうえで、習近平国家主席とアルジェリアのアブデルマジド・テブブン大統領の指導のもと、二国間関係は安定的かつ健全に発展してきたと評価。両国がそれぞれの「核心的利益」を支え合い、首脳間の合意を着実に履行することで、今後さらに多くの成果を上げていきたいと述べました。
2026年に中国で第2回中国・アラブ諸国サミット
王毅外相は、2026年に中国で開催予定の第2回中国・アラブ諸国サミット(China-Arab States Summit)にも言及しました。このサミットは、中国とアラブ諸国の関係史において、再び重要な節目となると位置づけられています。
アルジェリアはアラブ世界で大きな影響力を持つ国とされ、中国側は、サミットの成功に向けてアルジェリアと緊密に意思疎通を図り、共に貢献していく考えを示しました。
これに対しアタフ外相は、中国がアルジェリアにとって重要な貿易・投資パートナーであるとし、両首脳の指導のもとでアルジェリアと中国の関係は強い勢いを保ち、自国の国家発展を力強く後押ししていると評価しました。
国際問題での連携と西サハラ問題
アタフ外相はまた、中国が国連安全保障理事会の常任理事国として国際問題で「客観的かつ公平な立場」を維持していることを高く評価すると述べました。アルジェリアは、中国と共に伝統的友好を一層強化し、実務的な協力を深め、二国間の包括的戦略的パートナーシップをより高い水準へ引き上げていく意欲を示しました。
会談では、西サハラ問題についても意見交換が行われました。アタフ外相がアルジェリアの立場を説明したのに対し、王毅外相は、中国の立場は一貫しており、「政治的解決」が唯一の根本的な道であり、国連がそのための「主要なチャンネル」であるとの考えを改めて表明しました。
王毅外相は、関連する国連安保理決議が重要な基礎であり、「対話と交渉」が正しいアプローチだとしたうえで、関係当事者が十分に意思疎通し、公平性を踏まえながら、全ての側が受け入れ可能な解決策に到達することを期待すると述べました。
今回の電話会談が示す3つのポイント
今回の中国とアルジェリアの電話会談からは、次のようなポイントが浮かび上がります。
- 二国間の「包括的戦略的パートナーシップ」をさらに強化し、互いの核心的利益を支持し合う姿勢を再確認したこと。
- 2026年に中国で開かれる第2回中国・アラブ諸国サミットの成功に向け、中国とアルジェリアが連携していくこと。
- 西サハラ問題を含む国際・地域情勢について、国連を重視しつつ、対話と交渉を通じた政治的解決を支持する立場が示されたこと。
アフリカとアラブ世界の要衝であるアルジェリアと、国連安保理常任理事国である中国が、伝統的友好を土台に戦略的関係を深める動きは、今後の中国・アラブ関係、さらにはより広い地域秩序にも影響を与える可能性があります。2026年のサミットに向けて、両国がどのような具体的協力を打ち出していくのか、引き続き注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








