中国東方航空が中国-インド路線を5年ぶり再開 上海-デリー直行便が復活
中国東方航空が5年ぶりに中国とインドを結ぶ定期旅客便を再開しました。上海とデリーを結ぶ直行便の復活は、両国のビジネスや観光、文化交流をどのように変えていくのでしょうか。
5年ぶりの中国-インド直行便が離陸
日曜日、中国東方航空(China Eastern Airlines、CEA)のMU563便が、上海浦東国際空港を午後1時2分に出発し、インドのデリーへ向かいました。搭乗者数は248人で、搭乗率は95パーセントを超えたとされています。
このフライトは、中国-インド路線が約5年ぶりに正式に再開されたことを意味します。中国東方航空は、2025年に中国の航空会社として初めて、中国とインドを結ぶ旅客便の運航を再開したことになります。
- 運休期間:約5年
- 初便の搭乗者数:248人
- 初便の搭乗率:95パーセント超
- 2025年に再開した中国航空会社としては第一号
運航スケジュールと機材
再開された上海浦東-デリー路線は、エアバスA330型のワイドボディ機(大型機)で運航されます。週3往復で、運航日は水曜・土曜・日曜です。
フライトスケジュールは次の通りです。
- MU563便 上海発12時50分 → デリー着17時45分(現地時間)
- MU564便 デリー発19時55分(現地時間) → 上海着翌日4時10分
- 所要時間:おおよそ8時間
初便は予定の12時50分発より少し遅れて、午後1時2分に離陸しましたが、ほぼ満席に近い搭乗率となり、中国-インド路線への関心の高さをうかがわせます。
日中に出発して夕方に到着するダイヤは、ビジネス出張や乗り継ぎを考える利用者にとっても使いやすい時間帯といえます。一方、復路は深夜出発・早朝到着となっており、そのまま中国国内や他地域への接続にもつなげやすい構成です。
上海-デリーは「戦略的な空の回廊」
上海-デリー路線は、中国とインドを結ぶ航空ルートの中でも、戦略的に重要な回廊の一つとされています。両都市はそれぞれの国の主要な経済拠点であり、この路線の再開には次のような役割が期待されています。
- 貿易やビジネス往来の活性化
- 観光を含む人的交流の拡大
- 文化・教育・ビジネスをまたぐ包括的な交流の促進
中国東方航空は、今後の市場動向や需要に応じて、上海-デリー便の運航頻度を増やすことも視野に入れています。また、雲南省の昆明とインド東部のコルカタを結ぶ路線の復活や、上海-ムンバイの新規就航も検討しており、中国とインドの空のネットワークはさらに広がる可能性があります。
上海とデリー、二つのハブ空港がつなぐネットワーク
上海浦東国際空港では、中国東方航空が中国国内外に広いネットワークを持っています。今回のデリー線で上海に到着した乗客は、同じ空港での乗り継ぎによって、次のような地域へ移動しやすくなります。
- 中国各地の主要都市
- 北米
- 日本
- 韓国
- その他の国際都市
一方、デリーのインディラ・ガンディー国際空港も、インド国内と周辺地域のハブとして機能しています。デリーを起点に、乗客は次のような地域へアクセスできます。
- インド各地の主要都市
- 南アジア
- 中東
- ヨーロッパやアフリカの一部地域
こうした二つのハブ空港が直行便で結ばれることで、アジアから他地域へ向かう国際移動の選択肢が増えます。複数の拠点を行き来するビジネスパーソンや、周遊型の旅行を計画する人にとっても、経路設計の幅が広がる動きといえます。
2025年の空の動きとして注目したいポイント
2025年のいま、中国とインドを結ぶ航空ネットワークは、少しずつ路線や便数を取り戻しつつあります。今回の上海-デリー直行便の再開は、その象徴的な一歩と見ることができます。
今後の注目ポイントを整理すると、次のようになります。
- 中国-インド間のビジネス需要の伸びに合わせて、どこまで増便が進むか
- 昆明-コルカタ路線の再開や、上海-ムンバイ新規路線がいつ具体化するか
- ビジネスだけでなく、観光や留学、研究など民間レベルの往来がどの程度回復・拡大するか
一見すると「一つの航空路線の再開」に過ぎないニュースですが、実際にはアジアの二つの大きな市場をつなぐインフラが再び動き始めたことを示しています。国際ニュースとして、中国とインドの空の結びつきが、今後の地域経済や人の流れにどんな影響を与えるのか、引き続き注視していく必要がありそうです。
Reference(s):
China Eastern Airlines resumes China-India flights after 5-year hiatus
cgtn.com








