仕事も競技も本気で 香港ハンドボール選手、ナショナルゲームズに挑む video poster
香港特別行政区の男子ハンドボール選手、Tse Wing Fai さんと Ip Kwun Ying さんは、昼はそれぞれフィットネスセンターの経営者と理学療法士として働き、夜はコートに立つ「二つの顔」を持つアスリートです。2025年の第15回ナショナルゲームズで香港特別行政区代表としてプレーする彼らの歩みは、多忙な時代を生きる私たちにも通じる物語になっています。
仕事と競技、二つの顔を持つ「スラッシー」世代
二人は「普通のアスリート」とは少し違う存在です。Tse さんは日中はフィットネスセンターを運営し、Ip さんはフルタイムの理学療法士として働いています。肩書きをスラッシュでつないで表現できるような、複数の役割を持つ人を指して「スラッシー」と呼ぶことがありますが、まさにその生き方を体現しています。
仕事を終えた夜には、二人は一転してチームメイトとして同じハンドボールコートに立ち、汗を流します。競技は副業や「ついで」ではなく、人生の大切な柱の一つ。忙しい日常の中でも、彼らはハンドボールへの情熱を手放していません。
香港特別行政区代表として、第15回ナショナルゲームズに挑む
二人は、2025年の第15回ナショナルゲームズ男子ハンドボール競技で香港特別行政区代表に選ばれるという大きな栄誉を得ました。大会は、香港の啓徳スポーツパークで初めて開催されるナショナルゲームズであり、地元の会場で国レベルの舞台に立つ機会でもあります。
2025年12月現在、多忙な日々をやりくりしながら代表レベルの競技力を維持する二人の姿は、香港の若い世代にとっても大きな刺激になっています。地域のために戦いながら、自分自身の限界にも挑む姿は、「仕事かスポーツか」という二者択一ではない生き方を示しています。
ドキュメンタリーが追う、粘り強さのストーリー
こうした二人の挑戦は、ドキュメンタリー作品「Game On, Kai Tak! – Road to the National Games」としても記録されています。作品では、多忙な生活とトレーニングを両立させながら、目標を見失わずに歩み続ける姿が描かれる予定です。
単なるスポーツの勝ち負けだけでなく、「なぜここまで続けるのか」「何のために戦うのか」といった問いに向き合う姿を通じて、視聴者は persistence(粘り強さ)や commitment(覚悟)の意味を改めて考えることになりそうです。
私たちにとっての「もう一つの軸」を考える
多くの人が本業に加えて、副業、学び直し、家族ケア、地域活動など、複数の役割を抱える時代になっています。Tse さんと Ip さんのような「スラッシー」な生き方は、日本で暮らす私たちにとっても他人事ではありません。
- 限られた時間の中でも、好きなことをあきらめない工夫
- 支え合うチームメイトや仲間の存在
- 地域や社会とつながりながら挑戦を続ける姿勢
彼らのストーリーは、私たち自身が「仕事」と「もう一つの軸」をどう両立させるかを静かに問いかけています。忙しさを理由に夢や情熱を手放しそうになったとき、香港特別行政区の二人のハンドボール選手の姿を思い出す人も少なくないかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








