中国飛び込みで連ジュンジエが逆転V 全国運動会男子10m、女子3mでも林姍が優勝
中国で開かれている第15回全国運動会の飛び込み競技で、山東代表のLian Junjie(リアン・ジュンジエ)が男子10メートル高飛び込みを制し、女子3メートル板飛び込みではLin Shan(林姍)が優勝しました。約9カ月のけが離脱から復帰したリアンにとって、大きな意味を持つ逆転優勝となりました。
男子10メートル高飛び込み:最終ダイブで劇的逆転
男子10メートル高飛び込みの決勝は、広州で行われました。序盤からリードが目まぐるしく入れ替わるハイレベルな戦いの末、リアン・ジュンジエが最終ラウンドで北京代表のベテラン、Cao Yuan(ツァオ・ユエン)を逆転し、金メダルを手にしました。
ツァオは第1ラウンドから好調で、最初の演技で91.80点をマークし、強さを見せつけました。これに対し、陝西代表で14歳のZhao Renjie(ジャオ・レンジエ)が第2ラウンド後に一時トップに立つなど、若手も存在感を示しました。
第3ラウンドでは、他の選手たちに痛恨のミスが続く中、リアンが確実に演技を決めてトップに浮上。その後も上位3人が僅差で競り合う展開となり、リードは再びツァオに戻るなど、最後まで結果の読めない試合となりました。
勝負を決めたのは最終ダイブです。リアンはこの日最高となる105.45点を叩き出し、トータル530.85点でトップに。ツァオをわずか3.5点差でかわし、見事に金メダルをつかみました。14歳のジャオは3位に入り、表彰台を締めくくりました。
点数で振り返る決勝の流れ
男子10メートル高飛び込み決勝の主なポイントを、スコアの流れから整理します。
- 第1ラウンド:北京代表ツァオ・ユエンが91.80点を出し、好スタート。
- 第2ラウンド:陝西代表の14歳、ジャオ・レンジエが安定した演技で一時首位に浮上。
- 第3ラウンド:他選手のミスが重なる中、山東代表リアン・ジュンジエがトップに立つ。
- 中盤ラウンド:リードは再びツァオに戻り、経験の高さを示す展開に。
- 最終ラウンド:リアンが105.45点の大技を成功させ、合計530.85点で逆転優勝。ツァオは3.5点差で2位、ジャオが3位。
一つのミスが順位を大きく左右する飛び込み競技の中で、リアンはプレッシャーの最も大きい最後の1本で最高得点を出し、自らの復帰を印象づける形となりました。
9カ月の離脱を乗り越えたリアンのカムバック
リアン・ジュンジエにとって、今回の全国運動会は単なる金メダル以上の意味を持ちます。彼は肩のけがにより約9カ月間、競技から離れていました。この長いブランクを経て再び高いレベルで戦えることを証明したのが、今回の逆転優勝です。
リアンは今大会ですでにオールラウンド種目で金メダル、チーム種目で銅メダルを獲得しており、今大会全体を通じて存在感を示してきました。今回の男子10メートル高飛び込みでのタイトル獲得は、その活躍に「締めくくり」を与える結果となりました。
約1年近い離脱のあと、国内トップレベルの大会で複数種目のメダルを手にしたことは、今後のキャリアに向けた大きな自信となりそうです。また、長期のリハビリと調整を経て復帰するアスリートにとって、心身の準備がいかに重要かを示す例ともいえます。
女子3メートル板飛び込みでは林姍がタイトル獲得
同じく全国運動会の飛び込み競技では、女子3メートル板飛び込みでLin Shan(林姍)が優勝しました。詳細な演技構成や得点は明らかにされていませんが、男子10メートル高飛び込みと合わせて、中国の飛び込み陣の層の厚さを印象づける結果となりました。
男子ではベテランと若手が混じり合う接戦、女子では林姍がタイトルを獲得し、世代や種目を超えて新たな主役が現れていることがうかがえます。国内最高峰の総合競技大会である全国運動会は、こうした次のスター候補が頭角を現す場にもなっています。
なぜこのニュースが重要なのか
中国第15回全国運動会は、同国のトップ選手が集う国内最高レベルの総合スポーツ大会です。そこでの結果は、今後の代表争いや国際大会に向けた序列にも影響を与える可能性があります。
今回の男子10メートル高飛び込みでは、長期離脱から復帰したリアン・ジュンジエが最後の1本で逆転し、ベテランのツァオ・ユエンや14歳のジャオ・レンジエといった多様な世代が同じ表彰台を争いました。女子3メートル板飛び込みの林姍の優勝とあわせて、国内競技の中で世代交代と競争が同時に進んでいる姿が浮かび上がります。
日本の読者にとっても、こうした中国スポーツ界の動きは、アジアのスポーツ勢力図や将来の国際大会の行方を考える上で見逃せないポイントです。華やかなメダル争いの裏側には、けがからの復帰、若手の台頭、ベテランの意地など、さまざまな人間ドラマがあります。今回の全国運動会の飛び込み競技は、その縮図のような一日だったと言えるでしょう。
Reference(s):
Lian Junjie, Lin Shan win men's 10m platform, women's 3m springboard
cgtn.com








