中国本土メーカー、2025年の世界新車販売で日本勢を逆転へ 日経アジア
2025年の世界の新車販売トップが、20年以上続いた日本メーカーから中国本土メーカーへ移る可能性が出てきました。日経アジアが2025年12月30日(火)に報じた推計で、中国本土の自動車メーカーが今年、世界販売で首位に立つ見通しだとしています。
何が起きている?――「世界販売首位」が入れ替わる見通し
日経アジアによると、2025年1〜11月の各社開示情報とS&P Global Mobilityのデータを基にした推計で、中国本土メーカーの2025年の世界販売台数は約2,700万台と見込まれています。前年比では17%増となる計算です。
一方で、日本メーカーの合計販売は約2,500万台で横ばい見通しとされ、これが実現すれば、日本メーカーは20年以上守ってきた世界首位から2位へ順位を下げることになります。
記事のポイント(数字で整理)
- 中国本土メーカー:2025年の世界販売約2,700万台(前年比17%増)
- 日本メーカー合計:2025年の世界販売約2,500万台(横ばい)
- 日本メーカーは世界首位を20年以上維持してきた
「逆転」はどれくらい速いのか――2022年から3年で差が埋まる計算
日経アジアの記事は、世界の自動車販売の主役がかつては日本と米国の競争だったことにも触れています。日本メーカーは2018年に約3,000万台近くまで伸ばしたとされます。
その後の変化を示す数字として、2022年時点では中国本土メーカーは日本メーカーに約800万台及ばなかったものの、わずか3年で逆転する可能性がある、という見立てです。販売台数の「伸び」と「横ばい」が同時に起きると、順位は一気に入れ替わり得ます。
世界の自動車地図が変わると、どこに影響が出る?
今回の推計が示すのは、単なる「台数の記録更新」だけではありません。販売規模の重心が移ると、業界の意思決定が向かう先も変わりやすくなります。例えば、次のような論点が静かに浮かびます。
- 取引や調達の力学:部品・素材・物流などの交渉力や最適化の方向
- 市場の優先順位:どの地域に開発・供給リソースを厚く配分するか
- 競争軸:価格、供給スピード、商品投入の頻度など、競争の基準がどう動くか
もちろん、首位交代がただちに「強さの固定化」を意味するとは限りません。とはいえ、販売規模は長期投資の余力にもつながるため、2025年の着地が注目されます。
2025年末〜2026年にかけての注目点
現時点の情報は推計であり、今後は年末の確定値や各社の内訳が焦点になります。見ておきたいポイントは次の通りです。
- 2025年通期の確報:推計と実績の差
- メーカー別・地域別の内訳:どの市場の伸びが全体を押し上げたのか
- 2026年の見通し:一時的な逆転か、継続的なトレンドか
2025年の締めくくりに近いタイミングで示されたこの推計は、「世界の新車販売トップ」という分かりやすい指標を通じて、自動車産業の重心が動いていることを映し出しています。
Reference(s):
cgtn.com








