中国本土の大気・水質、2025年も改善継続 PM2.5は平均28.0μg
中国本土で2025年の大気と地表水(水質)の改善が続いていることが、今週水曜日の中国生態環境部の記者会見で示されました。PM2.5や主要な水質指標がそろって前年より良くなっており、「環境の数字」が静かに上向いているのがポイントです。
大気:PM2.5は平均28.0、良好な日も増加
中国生態環境部によると、339の地級市(prefecture-level)以上の都市における2025年の平均PM2.5濃度は28.0μg/立方メートルで、前年比4.4%減でした。
- PM2.5平均:28.0μg/㎥(前年比4.4%減)
- PM10平均:48μg/㎥(前年比2.0%減)
- 良好な大気の日の割合:89.3%(前年比+1.9ポイント)
- 重度以上の汚染日:0.9%(前年差なし)
「良好な大気の日の割合」については、砂嵐に関連する“異常な超過”の日を除外して算出した値だとされています。日常の体感に近い側面を見たい、という意図が読み取れます。
PM2.5・PM10とは
PM2.5は非常に小さな粒子状物質、PM10はそれより大きい粒子状物質を指します。どちらも濃度が下がるほど、空気がより「きれいな状態」に近づいたと考えられます。
水質:地表水の「良好」割合が91.4%に
地表水の水質も、改善が続きました。全国の水質をみる国の監視区間(モニタリング区間)3,641地点のうち、91.4%が良好で、前年比1.0ポイント増でした。
- 地表水(監視区間3,641):良好91.4%(前年比+1.0ポイント)
- 重点の湖・貯水池(209):良好78.5%(前年比+1.4ポイント)
河川だけでなく、湖や貯水池といった水域でも改善が示された点は、数字を読むうえでの見どころになりそうです。
数字が語ること:改善の「幅」と「残る課題」を同時に見る
今回の発表は、2025年にかけて大気と水の指標が総じて良くなったことを示しています。一方で、大気では「重度以上の汚染日」が0.9%で横ばいでした。平均値が改善しても、強い汚染が起きる日をどこまで減らせるかは、別の問いとして残ります。
2026年は、改善傾向がどこまで積み上がるのか、そして「良くなった」という実感が地域差を越えて広がるのか。引き続き、統計の更新に注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








