中国本土、ミャンマー拠点の犯罪グループ「白家」幹部4人の死刑を執行
中国本土で、ミャンマー北部を拠点に活動していたとされる犯罪グループの幹部4人に対する死刑が、法に基づく手続きを経て執行されました。電信詐欺(通信手段を使った詐欺)や麻薬取引など、国境をまたぐ犯罪の深刻さが改めて注目されています。
何が起きたのか:深センの裁判所が死刑を執行
中国本土は、ミャンマー北部を拠点とする「白家(Bai family)」犯罪グループの主要メンバー4人について、死刑を執行したと伝えられています。執行は広東省・深セン市の裁判所が行い、最高人民法院(SPC)の承認を受けた上で実施されました。
対象となった4人と、確定までの時系列
死刑が執行されたのは、次の4人です。
- 白応蒼(Bai Yingcang)
- 楊立強(Yang Liqiang)
- 胡小江(Hu Xiaojiang)
- 陳光義(Chen Guangyi)
手続きは、報道によれば次の流れでした。
- 2025年11月:故意殺人、電信詐欺、麻薬取引などで死刑判決
- 2025年12月:控訴が退けられ、原判決が維持(広東省高級人民法院)
- 法定手続きにより最高人民法院へ付され、死刑が承認
- 2026年2月2日までに:深センの裁判所が執行
最高人民法院が認定した犯罪の内容
最高人民法院は、白応蒼が率いる同グループが、ミャンマー北部コーカンに複数の拠点を設け、以下を含む犯罪に関与したとしています。
- 電信詐欺
- 違法賭博
- 殺人
- 故意の傷害
- 誘拐
- 恐喝
- 売春の組織・強要
被害規模:資金は290億元超、死者も
最高人民法院によると、詐欺と賭博に関連する資金は290億元(約41.6億ドル)超にのぼったとされます。また、同グループの犯罪により中国人6人が死亡し、複数の負傷者が出たとしています。
麻薬:メタンフェタミン約11トンの製造・密売
さらに白応蒼は、他者と共謀してメタンフェタミン約11トンの製造・密売を行ったとされます。最高人民法院は、状況と結果が「特に深刻」だとして、4人の死刑を法に基づき承認したと説明しています。
今回の一件は、電信詐欺や麻薬取引などの複合的な犯罪が、資金・人命・地域の治安にまで影響し得ることを示す事例として、今後の捜査協力や司法手続きの運用にも視線が集まりそうです。
Reference(s):
China executes 4 senior members of Myanmar-based criminal gang
cgtn.com








