中国本土のネット利用者11.25億人、普及率80%超に—CNNIC報告
中国本土のインターネット利用者が、2025年12月時点で11億2500万人に達しました。普及率が80%を超え、生成AIの利用も広がるなか、デジタル経済が「生活インフラ」として定着しつつある現状が浮かび上がります。
発表はきょう2月5日:最新レポートが示した“到達点”
中国インターネット情報センター(CNNIC)はきょう2026年2月5日(木)、「中国インターネット発展状況統計報告(第57次)」を公表しました。レポートによると、2025年末までの動きとして、利用者数と普及率の拡大が続いています。
主要ポイント(レポートの数字)
- インターネット利用者数:11.25億人(2025年12月時点)
- インターネット普及率:80%超
- デジタル経済:中核デジタル産業の付加価値がGDPの10.5%に
- 生成AIの利用者:6.02億人(2025年末時点)
生成AIが「試す段階」から「日常の道具」へ
今回のレポートで目を引くのが、生成AI(文章や画像などを作り出すAI)を利用した人が、2025年末時点で6.02億人に達したという点です。検索や学習、資料作成、アイデア出しなど、日常生活と仕事の両方で、AIが使われる場面が増えている状況が示されています。
「誰が使っているか」だけでなく、「どの場面で役立っているか」が今後の焦点になります。利用者数の伸びが、産業の生産性やサービスの質の向上にどうつながっていくのか。2026年は、その“手触り”がより問われる年になりそうです。
デジタル基盤の整備:通信網と計算資源の“厚み”
レポートは、先進的なモバイル・固定通信ネットワークの整備や、計算能力(コンピューティング能力)の拡充など、デジタルインフラの前向きな配置が進んでいる点も強調しています。AIの普及はアプリの流行だけでは進みにくく、通信環境と計算資源という「土台」がそろって初めて、社会全体に広がります。
普及の広がり:農村部や高齢層が“追いつく”動き
普及率が80%を超える段階では、伸びの中心が「未接続だった層の参加」に移ります。レポートは、農村部住民や高齢者がデジタル社会に加わるペースが上がっていることを示し、接続状況や利用率が各層で伸びているとしています。
この動きは、オンライン手続き、医療・教育サービス、決済、物流など、生活の選択肢を増やす可能性があります。同時に、使いこなしの差(デジタル・ディバイド)をどう小さくしていくかも、社会の課題として残り続けます。
「規模の拡大」から「価値の拡張」へ
レポートは、AIなどの新技術が産業を深く支え、成長の軸が「規模」から「価値」へ移りつつあるとも述べています。利用者数の増加が一段落していく局面では、企業や行政、教育現場での“活用の質”が、デジタル経済の次の伸びを左右します。
数字が大きいほど実感が湧きにくい一方で、6.02億人という生成AI利用の広がりは、働き方や学び方が静かに塗り替わり始めているサインとも読めます。2026年は、その変化が「当たり前の風景」として見えてくるかが注目点です。
Reference(s):
China's internet users top 1.125 billion as digital economy grows
cgtn.com








