山西・聞喜の「花饃」春節目前に人気 今年は“馬”モチーフが主役 video poster
中国本土の山西省・聞喜(ウェンシー)で、春節(旧正月)を迎える準備が進むなか、色鮮やかな手作りの「花饃(フアモー)」が注目を集めています。なかでも今年(2026年)は“馬”をかたどったデザインが縁起物として人気だといいます。
食べられる工芸「花饃」とは
花饃は、小麦粉の生地を蒸して作る伝統的な“飾りパン”の一種で、花や動物などの形に整え、彩色を施して仕上げます。見た目の華やかさから、祝い事や節目の行事で食卓を飾る存在として親しまれてきました。
馬モチーフが象徴するもの──「良い年」への願い
現地では、馬を模した花饃が幸運の象徴として扱われ、春節の雰囲気づくりにも一役買っています。手作業で形を整え、細部の模様や色合いを重ねていく工程は、食べ物でありながら工芸品のような存在感を生み出します。
聞喜の工房で見られる特徴
- 色彩豊かな装飾(祝いの場に映える)
- 動物や花などの立体的な造形
- 春節に合わせて「縁起の良い意匠」が増える
1000年の歴史と「国家級」文化財としての位置づけ
この花饃づくりは、約1000年の歴史を持つとされ、現在は国家の文化遺産(無形文化遺産)としても位置づけられているといいます。毎年この時期になると、伝統技術が“いまの暮らし”の中で立ち上がり、家族の集まりや地域の年中行事を目に見えるかたちで支えています。
春節の「準備」が映し出すもの
春節は、単に年の変わり目ではなく、食・手仕事・贈り物・団らんが重なる季節でもあります。聞喜の花饃は、その重なりを一つのかたちに凝縮した存在です。食べて終わるものではありつつも、作る時間、飾る時間、囲む時間が、伝統を“続くもの”として更新していく——そんな空気が伝わってきます。
Reference(s):
cgtn.com








