中国、総選挙後に高市首相の台湾発言撤回を再要求 日中関係の土台に焦点
2026年2月9日、中国外務省の報道官が、日本の高市早苗首相による台湾に関する発言について「撤回」を改めて求めました。日本の総選挙直後というタイミングでの発言だけに、日中関係の“政治的基盤”をめぐる応酬が再び注目されています。
何が起きたのか:撤回要求と「具体的行動」への言及
中国外務省の林剣(Lin Jian)報道官は9日の定例会見で、高市首相の「中国の台湾地域(台湾)に関する発言」について、中国側は「誤った発言」だとした上で、日本に対し撤回を求めたと述べました。
また、日本側に対しては、日中関係の政治的基盤を守るうえでの「基本的誠意」を、具体的な行動で示すよう促した、という趣旨の発言をしました。
背景:日本の総選挙と、与党連合の大勝
今回の発言は、日本で2月8日に行われた総選挙を受けたものです。報道官は、与党連合である自民党と日本維新の会が衆議院で3分の2を超える議席を獲得したと説明しました。
中国側の見立て:「国内問題」でも“傾向”は注視
林報道官は、選挙は日本の国内問題だとしつつも、今回の選挙に表れた「根深い構造的な問題」や「イデオロギー的な潮流」には、国際社会や日本国内の有識者が深く考える価値がある、という趣旨の見方も示しました。
今後の焦点:発言の扱いと、関係管理の温度感
現時点で示されている論点は、主に次の3点です。
- 発言の撤回や説明の有無:日本側がどのように言及し直すのか
- 「政治的基盤」の解釈:両国が関係の前提をどう置くのか
- 国内政治と外交の距離:選挙後の新たな議会構成が外交メッセージにどう影響するか
総選挙後は新しい力学が立ち上がりやすい時期でもあります。台湾をめぐる言葉が、日中間の意思疎通の温度をどこまで左右するのか。今後の公式発言の積み重ねが、静かに試される局面になりそうです。
Reference(s):
China urges Takaichi to withdraw Taiwan remarks after Japan election
cgtn.com








