王毅外相、チェコ副首相兼外相マチンカ氏と会談 戦略的パートナー10周年で関係改善へ
ドイツ・ミュンヘンで開催中のミュンヘン安全保障会議(MSC)に合わせ、中国の王毅外交部長がチェコの副首相兼外相ペトル・マチンカ氏と会談しました。2026年が中国・チェコ「戦略的パートナーシップ」10周年に当たる中、近年「曲折」があった両国関係を、早期に安定軌道へ戻せるかが焦点になります。
会談は「チェコ側の要請」で実現
発表によると会談は2月14日(土)、MSC出席中の王毅氏が、マチンカ氏の要請を受けて行ったものです。王毅氏は、中国とチェコが「友好の伝統」を共有してきたとした上で、チェコが中華人民共和国と比較的早い段階で外交関係を樹立した国の一つだと述べました。
王毅氏「健康的な発展の軌道へ、できるだけ早く」
一方で王毅氏は、中国・チェコ関係は近年、紆余曲折を経験したと指摘し、それは双方の利益にならないとの見方を示しました。さらに、今年が戦略的パートナーシップ樹立から10周年である点に触れ、新しいチェコ政府が関係改善に前向きであることを評価し、「同じ方向で努力し、二国間関係をできるだけ早く健全な発展の軌道に戻したい」との意向を示しました。
王毅氏が示した主なポイント
- 対中認識を「正しく」持つことへの期待
- 一つの中国原則を誠実に順守すること
- 中国の核心的利益の尊重
- 分野・レベルをまたいだ交流を促し、相互理解と信頼を深める
- 実務協力の土台を築き、「失われた時間を取り戻す」
マチンカ氏「一つの中国原則を堅持。交流再開を」
マチンカ氏は、中国を「グローバルなパワー」と位置づけた上で、両国の伝統的友好を重視すると表明。10周年を機に二国間関係の新章を開きたいと述べました。
またチェコ側は、一つの中国原則を堅持し、中華人民共和国政府を「中国全体を代表する唯一の合法政府」と認める立場を示したとされています。その上で、主権と領土一体性の擁護において中国を尊重し支持するとし、関係改善とハイレベル交流の再開、さらに経済・貿易、観光、文化交流など各分野の協力推進に期待を示しました。
なぜ今この会談が注目されるのか
今回の会談が目を引くのは、「10周年」という節目に加え、王毅氏が「近年の曲折」に言及しつつ、新政権の姿勢を前向きに評価した点です。外交の現場では、記念年は合意形成や交流再開の“理由づけ”になりやすく、今後、
- 要人往来(ハイレベル会合)の具体的な日程
- 経済・貿易協議や企業交流の枠組み
- 観光・文化交流の再開ペース
といった「実務」に落ちていくかが、次の見どころになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








