京劇×ARで疾走感――周恩旭が春節オペラ・ガラで「Galloping Steeds」披露 video poster
春節(旧正月)シーズンの話題として、京劇の武芸役(立ち回りを担う役柄)を演じる俳優・周恩旭(しゅう・おんきょく)が、春節オペラ・ガラで存在感を示しました。今回の注目は、古典芸能の身体表現にAR(拡張現実)を重ね、舞台上に“走る馬のうねり”を立ち上げた点です。
周恩旭、春節オペラ・ガラは4度目の出演
周恩旭は子どもの頃から中国の伝統的な戯曲(中国オペラ)の世界に身を投じ、情熱をもって研鑽を続けてきたとされています。春節オペラ・ガラへの出演は今回で4回目。大舞台で積み重ねてきた経験が、パフォーマンスの説得力につながっている様子がうかがえます。
演目「Galloping Steeds」:4人の名手が“勇壮な軍馬”へ
今回披露されたのは、スペクタクル性の高いショー「Galloping Steeds」。4人の著名なパフォーマーが勇ましい軍馬へと姿を変え、疾走する馬の迫力を身体表現で描き出します。
- 見どころは、演者の動きそのものが“馬の躍動”として読める構成
- 複数人が同じイメージに収束していくことで、群れの勢いが立ち上がる
ARが足したのは「派手さ」だけではない
演目では最先端のAR技術が用いられ、駆ける馬の壮大な情景が再現されました。ここで印象的なのは、古典の“型”が持つ想像力と、デジタルが得意とする視覚的スケールが、同じ方向を向いたときの強さです。
古典芸能は、限られた舞台空間で観客の想像を引き出す芸でもあります。一方でARは、観客の視線を一気に「場面」へ運ぶ。両者が噛み合うと、身体表現の細部と、場面の大きさが同時に届く――そんな“二重の没入”が生まれます。
クラシックの魅力を保ったまま、現代の鑑賞体験へ
「Galloping Steeds」は、京劇の古典的な魅力と現代のデジタル技術が交差する、息をのむ融合として語られています。伝統を“置き換える”のではなく、伝統が本来持つ強度を別の手段で引き立てる――春節の華やかな場にふさわしい提示の仕方だったと言えそうです。
関連キーワード:京劇、春節、春節オペラ・ガラ、AR(拡張現実)、中国オペラ
Reference(s):
Versatile Peking Opera heartthrob shines at Spring Festival Opera Gala
cgtn.com








