中国本土で世界最大級のフォンダン彫刻「飛馬」公開 高さ4m、制作100日超 video poster
2026年の春節(旧正月)と「馬」の年の幕開けに合わせ、中国本土で高さ4メートルの巨大フォンダン彫刻「飛翔する馬(飛馬)」が披露されました。制作したのは、砂糖工芸で「シュガーキング」とも呼ばれる中国のケーキアーティスト、周毅(Zhou Yi)氏。1.5トンのフォンダンを使い、100日以上かけて完成させたとされています。
「世界最大級」とされる“食べられる彫刻”はどんな作品?
公開された「飛馬」は、ケーキ装飾などで使われるフォンダン(砂糖を主成分にした粘土状のアイシング)で形作られた巨大作品です。情報によると、サイズと素材量の両面で「同種のフォンダン彫刻として世界最大」とみられています。
- 高さ:約4メートル
- 素材:フォンダン約1.5トン
- 制作期間:100日以上
そもそもフォンダンとは? なぜ“巨大化”できるのか
フォンダンは、砂糖をベースにした柔らかい素材で、乾燥すると形が保たれやすいのが特徴です。ケーキの表面をなめらかに覆ったり、花やリボンなど立体パーツを作ったりする用途で知られます。
一方で、大型作品にする場合は「重さで崩れない構造」「乾燥・温湿度管理」「ひび割れ対策」などが課題になります。今回は“彫刻”としての完成度と、素材の物量が話題の中心になっています。
100日超の制作が示す「スイーツ×工芸」の現在地
周毅氏のような砂糖工芸の作家は、ケーキの枠を超えて、彫刻や造形作品として砂糖素材を扱います。とくに近年は、短尺動画やSNSで制作工程が共有されやすく、「食べられる素材でここまで作れるのか」という驚きが可視化されることで、作品そのものが一種の“現代工芸”として受け止められやすくなっています。
干支の「馬」が持つイメージと、春節の演出
春節の時期には、街や商業施設、イベント会場で、その年の干支をモチーフにした装飾やアートが並びます。「馬」はスピード感や躍動、前進といったイメージと結び付けられることが多く、今回の「飛馬」という題材も、上昇感のある象徴として選ばれたのかもしれません。
見どころは“サイズ”だけではない
この手の巨大フォンダン作品は、単なるスケール勝負に見えて、実際には「質感の作り分け」「細部の造形」「全体バランス」といった工芸的な要素で評価が分かれます。写真や映像で見るときは、全身の迫力に加えて、表面のディテールや陰影の出し方にも注目すると、作品の情報量が一段増えて見えてきます。
春節を起点にした“季節のアート”は、都市の賑わいをつくるだけでなく、食文化と造形文化が交差する場にもなっています。今回の「飛馬」は、その交点を極端に大きく、わかりやすく示した例と言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








