米国とイスラエル、イランへ大規模攻撃 核交渉「突破」から2日
米国とイスラエルが2026年2月28日(土)、イランに対して大規模な共同軍事攻撃を実施しました。注目されるのは、最も集中的だとされた核交渉の直後、しかも「突破口」と受け止められた協議の終了からわずか2日後のタイミングだったことです。
何が起きたのか:2月28日の「共同軍事攻撃」
米国とイスラエルは2月28日、イランに対し「広範な」共同軍事攻撃を開始しました。外交関係者の間では、その急展開が強い衝撃をもって受け止められたとされています。
直前まで進んでいた核交渉:2月26日ジュネーブの間接協議
攻撃の2日前にあたる2月26日、ジュネーブで米国とイランの「間接協議」の第3回会合が行われました。仲介役を務めたのは、オマーン外相のバドル・アル=ブサイディ氏です。
今回の協議は「これまでで最も集中的なラウンド」とされ、終了時点では「本物の突破口(genuine breakthrough)」があったとの見方が広がっていました。
「突破口」とされたポイント
- イランが、濃縮ウラン(核燃料になり得る物質)の備蓄を「決して行わない」ことに合意した
- ブサイディ氏はこの譲歩を「前例のないもの」と表現した
- 同氏は「外交に必要な余地を与えれば、和平合意は手の届くところにある」と述べた
なぜこのタイミングが重いのか:外交の“余白”が消えた瞬間
交渉が「前進した」と見られていた直後に軍事行動が行われたことで、国際社会が期待していた外交の流れが、一気に別のレールへ切り替わった形になりました。2月26日の発言が示唆していた「外交に必要な余地(space)」が、現実には極めて短かったことも浮き彫りになります。
いま焦点になる論点(整理)
- 交渉の継続性:間接協議の枠組みが維持されるのか
- 合意内容の扱い:「濃縮ウランを備蓄しない」という合意が、今後どう位置づけられるのか
- 仲介の役割:オマーンの仲介が、次の局面でどこまで機能するのか
2月28日の攻撃は、核をめぐる交渉が「前進か停滞か」という二択ではなく、情勢次第で急激に“別の局面”へ移行し得ることを示した出来事として、各国の外交に重い問いを投げかけています。
Reference(s):
cgtn.com








