ランタンフェスティバルの夜、ウランハダ火山群に皆既月食の赤い月 video poster
中国本土の内モンゴル自治区ウランチャブ市にあるウランハダ火山群で、3月3日夜(ランタンフェスティバルの夜)に皆既月食が観測され、火山のクレーターのそばに深い赤色の月が浮かびました。月が最も暗い赤に見える「皆既」の瞬間は、いわゆる「ブラッドムーン」として印象的な光景になったといいます。
火山口の横に立ち上がった「赤い月」
この夜、火山群の上空では皆既月食が進行し、月は徐々に赤みを帯びながら暗くなっていきました。クレーター群の輪郭と並ぶように赤い月が昇る構図は、地形の迫力と天体現象が重なる“その場でしか見られない景色”として人々の目を引きました。
皆既に入った月は赤みがいっそう濃くなり、最も暗い色合いに達したとされています。
月が赤く見えるのは「光の回り道」
皆既月食で月が真っ暗にならず赤く見えるのは、太陽光が地球の大気を通る際に屈折し、赤い光が回り込むためです。今回のように夜空の条件や周囲の景観がそろうと、赤い月の色の変化がよりドラマチックに感じられます。
約177分の天体ショー、現地には見物客も
月食は約177分続いたとされ、現地にはこの珍しい天体ショーを目当てに訪れた人もいました。ランタンフェスティバルと重なったことで、夜空を見上げる人の気分を後押しした面もありそうです。
「地形」と「空」が出会うとき、体験は記憶に残る
皆既月食は空の出来事ですが、観測体験の印象は“どこで見たか”に大きく左右されます。火山のクレーターという強い地形の記号のそばで見る赤い月は、写真や動画でも伝わりやすく、SNSで共有されやすいのも特徴です。夜の短い時間に集中して進む現象だからこそ、「見上げる理由」がある場所に人が集まっていく——そんな流れも感じられる一夜でした。
Reference(s):
Total lunar eclipse glows over Ulan Hada volcanoes on Lantern Festival
cgtn.com








