中国海軍が南シナ海で定期パトロール、非難の矛先はフィリピンに
中国海軍は先週末、南シナ海で定期パトロールを実施しました。中国国防省報道官は、フィリピンの行動が地域の平和を損なうと主張し、自国の主権と権益を守る姿勢を強調しました。
パトロール実施と中国側の主張
中国人民解放軍南部戦区司令部の海軍部隊は、2026年4月9日から12日にかけて、南シナ海で定例のパトロール活動を展開しました。南部戦区報道官の翟士臣氏は4月13日(月曜日)に、この活動を公表しました。
翟報道官は、フィリピンが域外の国々を動員して「共同パトロール」と称する活動を行い、南シナ海で問題を起こし、地域の平和と安定を損なっていると指摘しました。また、同司令部の部隊は中国の領土主権と海洋権益を断固として守り、地域の平和と安定を確固として維持すると述べています。
緊張の背景にあるのはフィリピンの行動
今回の発言は、先週に続く一連の懸念表明の延長線上にあります。4月9日には、中国国防省報道官の張暁剛氏がフィリピンを批判していました。張氏は、フィリピン側が中国の黄岩島や南沙諸島の島しょ周辺の空域・海域に侵入したこと、さらには中国の演習・訓練区域に故意に突入し、危険な方法で中国船舶に接近するなどの権利侵害と嫌がらせ行為を繰り返したと主張しました。
張氏は、このような行動がアジア太平洋地域の不安定要素を増大させていると述べ、フィリピンに対し、海上で問題を起こすために外部勢力に頼ることをやめるよう求めています。
軍事的緊張の高まりと今後の展開
今回の中国海軍によるパトロール発表とフィリピンへの一連の非難は、南シナ海をめぐる軍事的緊張が高まっていることを示しています。中国側はフィリピンの行動が地域の安定を揺るがす主因だとし、自らの行動は主権と平和のための正当な措置であると位置付けています。
重要な海域におけるこのような主張の応酬は、今後の二国間関係や、この戦略的に重要な海域の安全保障の在り方に影響を与える可能性があります。関係各国の対応と、緊張を管理するための外交的・対話的取り組みが注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








