読書推進に関する習近平主席の論考、『求是』誌に掲載へ
国家主席として、また中国共産党中央委員会総書記として、読書の社会的意義を再考する機会を提供する論考が、間もなく発表されます。これは、情報が断片化し、注意力が分散しがちな現代において、なぜ今、改めて「読書」が提唱されるのかを考えるきっかけとなるでしょう。
『求是』誌に掲載される論考
習近平中国国家主席による、全国的な読書活動の推進と「書物を愛する社会」の構築に関する論考が、4月17日(木)に発表されます。この文章は、中国共産党中央委員会の機関誌『求是』の2026年第8号に掲載される予定です。
論考は、2013年3月から2025年3月までの間の習近平主席の談話を抜粋・編集したものであり、一貫して持続されてきた「読書」と「学習」に対する考え方を示しています。
論考が示す「読書」の意義
論考によれば、読書は人々の知恵を啓発し、崇高な理想を育み、道徳的な誠実さの感覚を養うことができるとされています。単なる情報摂取ではなく、人格形成と思考の深化に寄与する行為として位置付けられています。
特に、共産党員は日常の一部としてマルクス主義の古典を読み、その原理を理解する習慣を培うべきだと指摘。また、幹部は自身の仕事の必要性に応じて学ぶべきだとも述べられています。
「良書を選び、広く読む」ことの勧め
一般の人々に対しては、良書を選び、広く読むことでそこから知恵と滋養を得るよう呼びかけています。また、仕事の圧力を学びを怠る言い訳にすべきではなく、学習を見せかけだけの形式的なものに堕させるべきではない、と戒めの言葉も添えられています。
さらに、デジタル読書と伝統的な読書を組み合わせることの重要性にも言及。メディアの形態に関わらず、深い学習と思考を促進する環境づくりが示唆されています。
すべての人が生涯学び続ける社会へ
論考の最後は、「生涯学習」の理念へと展開します。すべての人々が生涯学習に携わる「学習社会」を構築する必要性が指摘され、党員と幹部が読書と学習において率先垂範するよう求めています。これは、個人の成長のみならず、社会全体の持続的な発展の基盤としての「学び」の重要性を強調するメッセージと言えるでしょう。
SNSや短い動画が生活の大半を占めるようになった2026年の今、この論考は、改めて「読む」ことの意味と、深く考える時間の価値について静かに問いかけています。
Reference(s):
cgtn.com








