貴州・布依族の村、三月三祭りへ向け伝統の枕形粽把作りに活気
中国本土・貴州省望謨県の新屯布依族(ブイ族)村で、今年の伝統的な「三月三(サンユエサン)祭り」に向けた準備が活発に進んでいます。祭りを数日後に控え、村の人々は家族や親族が集まる際に振る舞われる伝統料理「枕形粽把(ちょうけいそうば)」を作る作業に忙しく、村全体が活気に包まれています。
三月三祭りとは
三月三祭りは、中国の伝統暦である旧暦の3月3日にあたる日に行われる祭りで、中国南部を中心に複数の少数民族によって祝われています。布依族にとっても大切な伝統行事の一つです。今年(2026年)の旧暦3月3日は近日中に訪れます。
祭りの準備、村の様子
新屯布依族村では、祭りに向けた一番の準備が「枕形粽把」作りです。これは粘り気のある米を使った枕の形をした食べ物で、特別な日のごちそうとして親しまれています。村の女性たちが集まって共同で作業する光景は、代々受け継がれてきた祭りの伝統そのものです。
作り手の一人は「この粽把は家族の団らんと豊作を願う気持ちが込められています。今年も無事に祭りを迎えられることが嬉しいです」と話しています。蒸し上がった粽把のほのかな香りが、祭りへの期待感をより一層盛り上げています。
受け継がれる伝統の意味
このような祭りの準備は、単なる行事を超えて、共同体の絆や民族の文化・アイデンティティを次世代に伝える役割も果たしています。都会化が進む現代においても、地方の村々ではこうした古来からの習慣が大切に守られ、季節の節目を彩っています。
三月三祭りは、歌や踊りなどの行事も行われることが多いとされますが、新屯村ではまず家族で食卓を囲むことから祭りが始まります。祭り当日には、この粽把を中心にした食事を囲み、一年の健康と幸福を祈るそうです。
Reference(s):
Buyi village residents prepares rice delicacy for Sanyuesan festival
cgtn.com








