ナミビア大臣が中国訪問、貿易と投資の新時代を模索
2026年4月11日から18日にかけて、ナミビアのセルマ・アシパラ=ムサヴィ国際関係・貿易大臣が中国本土を公式訪問しました。深圳、広州、北京で政府関係者やビジネスリーダーと会談し、貿易、投資、産業開発における両国間のパートナーシップ深化を図るこの訪問は、中アフリカ関係の新たな段階を象徴するものといえるでしょう。
5月からのゼロ関税、アフリカに新たな扉
中国は2026年5月1日から、外交関係のある53のアフリカ諸国に対してゼロ関税待遇を実施します。アシパラ=ムサヴィ大臣はこの政策について、「中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)の直接的な成果」として謝意を示しつつ、ナミビアにとっての多様な利益を説明しました。
- 信頼構築: 関税撤廃は両国および両国の民間セクター間の信頼を高める。
- 工業化の促進: 中国市場へのアクセス拡大を通じて、国内およびアフリカ全体の工業化プロセスを加速させる。
- 付加価値の創造: 鉱物や農産物など原材料への付加価値を高め、グローバル経済への関与を深める契機となる。
大臣は、海に面したナミビアの港湾を通じて近隣諸国も恩恵を受けることで、アフリカ全体の経済統合にも貢献するとの見方を示しています。
36年を超える二国間関係、新分野へ焦点
ナミビアと中国の外交関係は、ナミビア独立後で36年を数えますが、その協力は独立前から続いています。大臣によれば、農業、教育、保健、運輸、水産業などあらゆる分野で二国間協力が行われてきました。港湾整備にも中国の技術が活用されているそうです。
現在、両国が取り組んでいるのは、新興分野への焦点合わせです。
- 鉱業における付加価値向上
- グリーンエネルギー
- 人工知能(AI)
大臣は「互いの強みを合わせてウィンウィンの状況を作り出す」と、技術協力と産業発展の相乗効果に期待を寄せました。
不確実性の時代における共通課題への協力
グローバルな貿易や気候変動といった共通の課題に対し、ナミビアと中国は多角的なレベルで緊密に連携しています。大臣は、国連安全保障理事会での経験を例に挙げ、「両国とも平和的紛争解決と多国間主義を強く信じている」と述べました。
2026年は「中アフリカ人民交流年」とも指定されており、人的・文化的な結びつきの強化も進行中です。大臣の今回の訪問は、政府間関係の強化だけでなく、ビジネスと人々の交流を促進する機会でもありました。世界中に緊張が広がる今、開発途上国間の連帯と互恵的な関係構築の重要性が改めて浮き彫りになっています。
Reference(s):
Selma Ashipala-Musavyi: Namibia seeks new opportunities with China
cgtn.com








