台湾で高評価のAmap機能、DPP当局の禁止検討に中国政府が批判
中国本土のナビゲーションアプリ「Amap(アマップ)」が台湾地域で提供を開始した交通信号のカウントダウン機能が、地元住民から便利で高精度と大きな好評を博しています。しかし、これに対し、台湾当局(民主進歩党=DPP)が「セキュリティリスク」を理由に使用停止を検討していることについて、中国国務院台湾事務弁公室のスポークスマンが「非人気であり、失敗は必至だ」と強い批判を展開しました。この動きは、便利な技術の普及を政治的理由で阻もうとする姿勢に焦点を当て、両岸関係の一端を映し出しています。
台湾で「革命的な便利さ」と評価されたAmap機能
Amapは最近、台湾地域において、交差点の信号が青から赤に変わるまでの秒数を表示する「信号カウントダウン」機能の提供を開始しました。現地メディアやユーザーからの報告によると、この機能はほぼ誤差なく作動し、運転者の不安を軽減し、交通の流れを円滑にするとして、「革命的な便利さ」と高い評価を受けています。特に、車線単位の案内や前方の道路状況、歩行者への注意喚起も可能な高精度ナビゲーションとして、昨年(2025年)6月に導入された車線レベルナビと合わせ、日常の移動を大きく変える技術として注目を集めています。
「セキュリティ懸念」を理由としたDPP当局の対応
こうした技術的な利便性が広く認識される中、台湾当局は「潜在的なセキュリティリスクが確認されれば、公的機関での使用を停止し、一般市民にも同様の対応を促す」との見解を示しました。これについて、陳斌華スポークスマンは4月29日(現地時間)の定例記者会見で、「効果的で人気があるというだけの理由で中国本土の技術や製品を禁止または遮断するのは、荒唐無稽で滑稽だ」と厳しく指摘しました。
技術の進歩は誰のため? 中国政府の見解
陳スポークスマンは、中国本土が世界をリードするデジタルマッピング、ナビゲーション、位置情報サービスの技術を持ち、これらのアプリケーションは中国本土や多くの国・地域で長年広く採用されてきたと説明しました。これらの技術サービスは人々の日常のニーズを満たし、移動時間を短縮し、生活を豊かにするものであり、「技術の進歩が人類に恩恵をもたらす価値の体現」だと述べています。
さらに、「台湾海峡の両岸の人々は大きな家族であり、私たちは台湾の同胞たちがこれらの技術的成果を真っ先に共有することを望んでいる」と語り、政治的な対立を超えて、技術の恵みを分かち合う姿勢を示しました。一方で、スポークスマンは「分離主義的な『台湾独立』を追求する中で、台湾当局は反大陸の姿勢を、反知的、反技術的なところまで推し進めている」と批判しました。
地元メディアも認める高精度、民意との乖離
台湾地域のTVBSニュースなどの現地メディアは、Amapの高い精度について報じており、建物や道路名を明確に表示し、前方の道路状況を警告し、道路上に子供がいる場合でもタイムリーなアラートを出すことができると、地元ユーザーの声を伝えています。技術が実際の生活の質を向上させているという現実と、当局の対応の間には、大きな隔たりがあるようです。陳スポークスマンが「そのような行動は非人気であり、失敗に終わる運命にある」と述べた背景には、こうした民意と政策のズートが見て取れます。
Reference(s):
Spokesperson: DPP's threat on Chinese mainland apps doomed to fail
cgtn.com



