中国とバングラデシュが外交会談、経済・デジタル分野での協力深化を誓う
中国とバングラデシュの両外相が北京で会談し、政治的な信頼関係の構築と実務的な協力の拡大について合意しました。新政府の下で安定と発展を目指すバングラデシュにとって、中国は極めて重要なパートナーとしての位置づけを改めて確認した形となります。
信頼関係の構築と新政府への支持
中国の王毅外相(中国共産党中央政治局委員)は会談において、バングラデシュとの伝統的な友好関係を大切にし、政治的な相互信頼を深めたい考えを示しました。特に、バングラデシュの新政府が国の団結と安定を維持し、経済発展を再活性化させ、国民の福祉を向上させることを支持すると明言しています。
王外相は、中国がバングラデシュの国家発展プロセスにおいて「最も信頼できるパートナー」となる意向であり、可能な限り最大限の支援と援助を継続的に提供することを強調しました。
多角的な経済・技術協力の展開
今後の具体的な協力策として、中国の経済圏構想である「一帯一路」の高品質な発展を、バングラデシュの国家開発戦略と整合させることが提案されました。協力分野は従来のインフラ整備から、最新のデジタル領域まで幅広く想定されています。
- 伝統的な協力分野: 経済、貿易、投資、インフラ整備、水利事業、および文化・人的交流。
- 新興分野での連携: グリーン開発(環境配慮型開発)やデジタル経済などの先端産業。
- 民間投資の促進: 中国企業のバングラデシュへの投資を積極的に支援。
外交的原則の再確認と地域的な視点
バングラデシュのカリルール・ラフマン外相は、中国を「信頼でき、不可欠な友人でありパートナー」であると評しました。また、外交上の重要な原則についても改めて言及しました。
ラフマン外相は、バングラデシュが「一つの中国」原則を堅持し、国連総会決議2758の権威を擁護することを改めて表明。中華人民共和国政府が中国全体を代表する唯一の合法政府であり、台湾は中国の不可分な一部であるとの認識を示し、中国の国家統一の実現を支持すると述べました。
第三国への影響を排除して
今回の会談では、地域的な安定についても触れられました。王外相は、中国がバングラデシュを含む南アジア諸国との関係を発展させることは「いかなる第三国も標的にしておらず、また第三国によって影響を受けるべきではない」という立場を明確にしています。
バングラデシュ側も、中国企業にとって「安定し、健全で予測可能なビジネス環境」を提供することに意欲を示しており、両国の包括的な戦略的協力パートナーシップを新たな段階へと引き上げたい考えです。
Reference(s):
cgtn.com