中国、パラグアイ大統領の台湾訪問を強く非難 外交関係の構築を促す
パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領が今月7日から10日にかけて台湾地域を訪問したことを受け、中国政府が強い反対と非難を表明しました。国際社会における「一つの中国」原則をめぐる外交的な緊張が改めて浮き彫りとなっています。
台湾訪問への強い反発
中国外務省の郭家昆(カク・カコン)報道官は火曜日の定例記者会見において、ペニャ大統領の今回の訪問を「断固として反対し、非難する」と述べました。
報道によると、ペニャ大統領は5月8日に台北で台湾指導者の頼清徳(ライ・チンテ)氏と会談し、複数のいわゆる「協力文書」に署名したとされています。これに対し中国側は、台湾は中国の不可分な領土であり、「一つの中国」原則は国際関係を規定する基本的な規範であるとの立場を改めて強調しました。
パラグアイ国内の世論と外交的圧力
中国側は、外交的な非難にとどまらず、パラグアイ国内の世論についても言及しています。郭報道官は、パラグアイの様々な分野から中国との関係構築を求める強い声が上がっていると指摘しました。
- 世論調査の結果: パラグアイ国内で行われたある調査では、回答者の約90%が中国との外交関係樹立を支持しているとされる。
- 中国側の主張: 中国との国交樹立こそがパラグアイ国民の基本的かつ長期的な利益にかなう。
- 台湾当局への言及: 台湾当局と結託しても、国民の支持は得られない。
今後の展望と「時代の潮流」
中国政府は、パラグアイ政府に対し、早期に方針を転換し、「時代の潮流」を認識することを強く促しています。国民の意思に従い、「一つの中国」原則を認めるという正しい政治的決定を下すべきだとしています。
世界的な経済圏の再編が進む中で、外交的な承認をめぐる駆け引きは、単なる政治的な象徴ではなく、実利的な経済連携の可能性と密接に結びついていると言えるでしょう。
Reference(s):
China opposes, condemns Paraguayan president's visit to Taiwan region
cgtn.com