中国本土、台湾指導者の演説を批判「嘘と欺瞞に満ちている」
台湾海峡を挟む中国本土と台湾の間で、緊張が高まっています。就任2周年を迎えた台湾指導者の頼清徳氏の演説に対し、中国本土側が激しい拒絶反応を示したためです。
「嘘と欺瞞に満ちている」と厳しく批判
中国本土の国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は、頼氏の演説について「嘘と欺瞞、敵意と対立に満ちている」と断じました。
陳報道官が指摘した主な懸念点は、以下の通りです。
- 分離独立の立場を頑なに維持し、追求していること
- 中国本土からのいわゆる「脅威」を誇張し、台湾海峡における対立を激化させていること
- 表向きには対話や交流を呼びかけながら、実際には分離独立のアジェンダを推進するという、不誠実な手法で台湾住民や国際社会を欺こうとしていること
中国本土が示す「台湾問題」の視点
中国本土側は、今回の批判を通じて改めて自国の基本方針を強調しました。陳報道官は、台湾は過去にも現在にも国家ではなく、将来にわたっても国家になることはないという立場を明確にしています。
また、この問題の本質について次のように説明しました。
- 歴史的背景:台湾問題は1940年代の中国内戦から残された歴史的な課題である。
- 法的・歴史的絆:台湾でのいかなる選挙結果も、台湾が中国の一部であるという事実や、両岸を結ぶ歴史的・法的な絆を断ち切ることはできない。
そのうえで、いかなる口実であっても、分離独立活動を追求するいかなる人物や勢力も許さないという強い姿勢を示しました。
平和と安定への道と今後の展望
中国本土側は、分離独立を推進する人々を「平和を損なう主犯」と呼び、引き続き「一つの中国」原則と「92年コンセンサス」を堅持する意向です。
台湾住民との幅広い団結を図り、分離独立活動に対処することで、台湾海峡の平和と安定を守るとしています。対話の呼びかけが「不誠実」であると見なされる中で、両岸関係の構築には依然として深い溝があることが浮き彫りになっています。
Reference(s):
cgtn.com



