中国・ロシア首脳が北京で会談、新時代の戦略的パートナーシップを深化へ
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が、北京の人民大会堂で共同記者会見を行いました。中国が第15次5カ年計画(2026-2030年)のスタートを切る重要な局面において、両国の戦略的な方向性を改めて同期させた今回の会談は、今後の国際情勢に大きな影響を与える可能性があります。
25回目の訪中で示す「特別な関係」
プーチン大統領にとって、今回の中国訪問は25回目となります。習主席はこの点に触れ、両国の関係が極めて高い水準にあり、特別な性質を持っていることを強調しました。
過去30年で、中国とロシアの関係は継続的に格上げされ、現在は「新時代の包括的協調戦略パートナーシップ」という歴史上最高レベルに達しています。両国は、激動する世界情勢の中で、国際的な公正と正義を維持するための「重要な不変の要素」としての役割を目指しています。
2030年に向けた国家戦略の同期
今回の会談で特に注目されたのは、経済および発展戦略の具体的な連携です。習主席は、以下のポイントを挙げ、互恵的な協力のアップグレードを呼びかけました。
- 戦略的整合性の強化: 中国の「第15次5カ年計画(2026-2030年)」と、ロシアの「2030年までの発展戦略」の連携を深める。
- 核心的利益での相互支持: 政治的な相互信頼を高め、互いの主要な関心事について確固たる支持を継続する。
- 多分野での協力: 経済のみならず、様々な分野で互いに利益をもたらす協力を推進し、双方の発展と復興を後押しする。
グローバルガバナンスへの共同アプローチ
国際秩序のあり方についても、両首脳は強い連携姿勢を示しました。特に、一方的な圧力や、歴史の流れを逆行させようとする動きへの反対を明確にしています。
習主席は、第二次世界大戦の結果を否定し、ファシズムや軍国主義を復活させようとする挑発行為に反対すると述べ、国連憲章の目的と原則を守り、グローバルガバナンスの改革と改善に取り組む必要性を説きました。これに対しプーチン大統領も、両国の協力は「第三国を標的にしたものではない」としつつ、世界の安全と安定を維持するために緊密な戦略的調整を維持すると応じました。
次世代へつなぐ「教育と交流」
政治や経済だけでなく、草の根レベルの交流も重視されています。「中国・ロシア教育年」などの取り組みを通じ、大学生の相互派遣や大学・研究機関の協力を深化させる方針です。世代を超えた友情の基盤を築くことで、長期的な関係性を担保しようとする狙いが見て取れます。
Reference(s):
cgtn.com