中国の王文涛商務部長とWTO事務局長が会談、多角的貿易体制の維持とAPEC 2026への連携を議論
世界経済の不透明感が増すなか、自由で公正な貿易ルールの維持は、いまや世界共通の課題となっています。
WTO改革と多角的貿易体制の堅持
中国本土の王文涛商務部長は、世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長と会談し、現在の世界経済および貿易状況について意見を交わしました。この会談では、第14回WTO閣僚会議(MC14)のフォローアップや、WTO自体の改革に関する重要な議論が行われました。
王部長は、中国が多角的貿易体制を断固として支持し、最恵国待遇などのWTOの基本原則を守る姿勢を強調しました。また、グローバルな経済ガバナンスを改善し、国際貿易秩序を安定させる上で、WTOがより重要な役割を果たすことを支持すると述べています。
焦点となる具体的課題とAPEC 2026への展望
今回の会談では、今後の方向性として、WTOメンバーが未解決の課題について合意を形成することの重要性が語られました。特に、電子伝送に対する関税賦課の一時停止(モラトリアム)といった具体的な論点について、合意を目指すべきであるとしています。
これに対し、オコンジョイウェアラ事務局長は、中国が多角的貿易体制を継続的に支持し、MC14で実務的な成果を上げるために重要な貢献をしたことを高く評価しました。
アジア太平洋地域の連携に向けて
さらに事務局長は、中国が2026年のAPEC(アジア太平洋経済協力)のホストを務めることに触れ、APECリーダーズ・ミーティングなどを通じてアジア太平洋地域の経済圏における合意形成を主導し、多角的貿易体制の支持と国際的な経済・貿易協力の強化に向けたポジティブな信号を送ることを期待すると述べました。
Reference(s):
Chinese Commerce Minister Wang Wentao meets with WTO director-general
cgtn.com