「未来を植える」習近平国家主席と子どもたちが紡ぐ植樹の伝統
習近平国家主席が、北京で子どもたちと共に苗木を植える活動を長年続けています。この活動は、単なる環境保護の枠を超え、次世代にどのような価値観を伝えたいのかという教育的なメッセージが込められています。
10年以上続く、土に触れる時間
習近平国家主席は、10年以上にわたり、北京で毎年行われるボランティアの植樹活動に若い学生たちと共に参加しています。スコップを振るって土を掘り起こし、苗木の周りに土を盛り、水を運ぶ――。国家のリーダーという立場にありながら、子どもたちと同じ目線で地道な作業に取り組む姿が印象的です。
「労働への愛」を育む教育的アプローチ
この活動において、習国家主席が重視しているのは、単に木を植えるという結果だけではありません。ある機会に活動への指示を出した際、次のように述べました。
- 子どもたちはもともと活発なものであり、植樹しながら遊んでも構わない
- 最も重要なのは、彼らの中に「労働への愛」と「環境保護の意識」を育むことである
完璧に作業をこなすことよりも、自然や働くことへの親しみを持つという、情緒的な成長にフォーカスしていることが伺えます。
対話を通じて伝える「全人的な成長」
活動中、習国家主席は子どもたちに勉強のことや興味のあること、植えている木の種類や普段しているスポーツについてなど、気さくに問いかけます。また、作業に苦戦している子どもがいれば、スコップの持ち方やバケツの運び方、根元に正しく土を盛り上げる方法などを根気強く指導しています。
今年3月に北京市の昌平区で行われた植樹活動では、若い人々を「活力と希望に満ちた苗木」に例えました。その上で、子どもたちが早い段階から高い目標を持ち、知識、労働、自然を愛することを奨励しています。
特に、道徳的な基盤、知的能力、身体的な活力、審美的な感性、そして実務的なスキルを兼ね備えた「全人的な発展」を目指して努力してほしいという願いを伝えています。苗木が時間をかけて大樹に育つように、子どもたち一人ひとりが多角的な視点を持って成長していくことを期待する、静かなエールが込められた活動と言えるでしょう。
Reference(s):
Planting the future: Xi's tree-planting tradition with children
cgtn.com