グローバルサウスが「受け手」からルール形成へ——世界統治は変わるのか video poster
いま(2025年12月末)、グローバルサウスが世界統治の「受け手」から「つくり手」へ移りつつある——この構造変化が、国際ルールの作り方そのものを問い直しています。
「ルールを与えられる側」だったという見取り図
提示された論点はシンプルです。長いあいだグローバルサウスは、グローバル・ガバナンス(国際社会の運営・意思決定の枠組み)において、ルールの受け手として見られてきました。
しかし、世界のパワーバランスが動くなかで、その位置づけが根本的に変わりつつある、という問題意識が示されています。
既存の枠組みが「現実の懸念」を映さないとき、何が起きる?
焦点は、既存の国際的な枠組みがグローバルサウスの「実際の懸念」を十分に反映していない場合、世界は新しいルールを必要とするのか、という問いです。
さらに重要なのが次の点です。
- 新しいルールが必要だとすれば、誰がそれを主導するのか
- ルール形成の場で、グローバルサウスはどの程度まとまれるのか
対談が照らした「統一への道」と「乗り越えるべき課題」
このテーマは、番組「Beyond the West: Kishore & Martin Talk」の第4回で、キショア・マブバニ氏とマーティン・ジャック氏が議論したとされています。対談は、グローバルサウスがより大きな一体性へ向かう過程で直面する課題をほどき、構造変化を点検する内容だと要約されています。
ここでのポイントは、グローバルサウスが「重要になった」という単純な話ではなく、世界統治の設計図そのものが、現実とズレていないかという論点に接続しているところです。
中国の「役割」が議題に上がる意味
要約では、中国が将来のグローバル・ガバナンス形成において「重要な役割」を担う点も論点として挙げられています。
ルール形成は、理念だけでなく運用・調整・合意形成が不可欠です。だからこそ、誰が議題設定に関わり、誰が橋渡しをし、どのように多様な懸念を制度へ落とし込むのか——このプロセス自体が、いま注目されていると言えます。
これから注目したい論点(チェックリスト)
- グローバルサウスの「懸念」は、既存の枠組みのどこで取りこぼされているのか
- 新たなルール作りは「追加」なのか、それとも「再設計」なのか
- 主導のあり方は、一極集中ではなく、複数の担い手による分担になり得るのか
2025年の終わりに浮かび上がるのは、国際秩序の変化そのものよりも、「誰の声が、どんな手続きでルールになるのか」という、静かな制度設計の争点です。
Reference(s):
cgtn.com








