ユーロリーグで歴史的快挙 ナンが第1Qに3P7本、39得点でミラノ粉砕
ユーロリーグでケンドリック・ナンが第1Qに3ポイント7本の歴史的ショー
欧州クラブバスケットボールの国際大会ユーロリーグで、パナシナイコスのガード、ケンドリック・ナンが第1クォーターだけで3ポイントシュート7本を決める歴史的なパフォーマンスを見せました。ホームのアテネで行われたオリンピア・ミラノ戦は103対74でパナシナイコスが圧勝し、ナンはキャリアハイとなる39得点を記録しました。
第1クォーターから止まらなかったシュートタッチ
29歳の米国人ガードであるナンは、この日の試合開始直後からギア全開でした。最初の3ポイントを沈めてチームを7対0のリードに導くと、同じスポットから2本目の3ポイントも成功させ、一気にリードを12点差に広げました。
ナンの勢いはそこで終わらず、左サイドからさらに2本の3ポイントを沈めるなど、第1クォーターだけで7本の3ポイントシュートを成功。10分間で21得点を挙げ、ユーロリーグのいかなる10分間でも最多タイとなる得点記録に並びました。
クラブ史上最多の38得点クォーターで主導権を掌握
ナンの爆発に乗ったパナシナイコスは、第1クォーターを38対15で終えました。この38得点はクラブ史上、1クォーターにおける最多得点となる数字です。序盤から試合を完全に掌握したパナシナイコスに対し、オリンピア・ミラノは最後まで立て直すことができませんでした。
試合はそのまま103対74で終了し、パナシナイコスが貫禄の勝利。ナンは最終的にキャリアハイかつ今季ユーロリーグのシーズンハイとなる39得点をマークし、この日の主役であることを数字でも証明しました。
5月の優勝から続く「王者の物語」
ナンは今年5月、パナシナイコス加入1年目にしてチームをユーロリーグ制覇へと導いたばかりです。昨季王者として今季を戦うパナシナイコスにとって、ナンは攻撃の中心であり、クラブの「顔」ともいえる存在になりつつあります。
そのナンが、レギュラーシーズンの一戦で再び歴史に残るような活躍を見せたことは、王者としての安定感と、まだ伸びしろを感じさせるチームのポテンシャルを象徴しているともいえます。
数字から見えるナンのインパクト
- 第1クォーターだけで3ポイントシュート7本成功、21得点
- 10分間の区切りとしてユーロリーグ歴代最多タイとなる21得点
- 最終的に39得点とし、自身のキャリアハイかつ今季ユーロリーグのシーズンハイを達成
- チームは103対74で勝利し、第1クォーターから試合の主導権を握り続けた
なぜこの記録が「歴史的」といえるのか
ユーロリーグでは各クォーターが10分と比較的短く設定されています。その10分のあいだに21得点を積み上げるには、高いシュート成功率だけでなく、ボールタッチの回数やチームのゲームプランがすべて噛み合う必要があります。
しかも、その得点の多くを3ポイントシュートで記録したことは、現代バスケットボールのトレンドを象徴しています。3ポイントを軸に一気に主導権を奪い、相手に流れを渡さない──ナンのプレーは、その戦術モデルを体現したものといえるでしょう。
日本のバスケファンにとっての意味
日本でもBリーグや国際大会を通じて3ポイントシュートの重要性が高まるなか、今回のナンのパフォーマンスは「1クォーターで試合の流れを決める」ことのインパクトを改めて示しました。短い時間でどこまで集中力を高め、決め切ることができるのか──その一つの答えが、この21得点に凝縮されています。
ユーロリーグは、日本語での情報がまだ限られている国際ニュース・スポーツニュースの一つですが、こうした歴史的な試合をきっかけに、試合内容や戦術の背景まで目を向けてみると、バスケットボールの見方が一段と深まります。通勤時間やスキマ時間にハイライトやスタッツをチェックしながら、自分なりの視点でプレーを分析してみるのも面白いかもしれません。
これから注目したいポイント
- ナンが今後も高確率の3ポイントを維持し、どこまで記録を更新していくか
- 王者パナシナイコスが、今季のユーロリーグで連覇へ向けてどのような戦いを見せるか
- 他クラブがナン対策としてどんなディフェンスを用意してくるのか
ユーロリーグのような国際舞台で生まれる記録は、数字としての驚きだけでなく、バスケットボールというスポーツの進化を映し出す鏡でもあります。ケンドリック・ナンの「3ポイント7本の10分間」は、その象徴的な一場面として、今後も語り継がれていきそうです。
Reference(s):
Panathinaikos' Nunn has record seven three-pointers in first quarter
cgtn.com








